サイバートラスト Research Memo(2):安心・安全な社会の実現に貢献するトラストサービスを提供
■会社概要
1. 会社概要
サイバートラスト<4498>は、パーパスに「安心・安全なデジタル社会の実現」、ミッションに「すべてのヒト、モノ、コトに信頼を」を掲げ、認証・セキュリティとLinux/OSSの技術を組み合わせることにより、DXの時代に必須のトラストサービスを提供している。
2024年3月期末時点の事業拠点は本社(東京都港区)及び松江ラボ(島根県松江市)で、総資産は8,417百万円、純資産は6,032百万円、自己資本比率は71.6%、発行済株式数は8,105,400株(自己株式332株を含む)となっている。なお2023年4月1日を効力発生日として株式2分割を実施した。
グループは同社、連結子会社2社(リネオソリューションズ(株)、Cybersecure Tech Inc.(米国))、及び持分法適用関連会社2社(日本RA(株)、その他1社)の合計4社で構成されている。なお同社はSBテクノロジー<4726>の連結子会社(被所有割合58.01%)となっている。(注:SBテクノロジーはTOBによってソフトバンク<9434>の完全子会社となり上場廃止予定)
2. 沿革
Linux/OSS技術を提供する旧ミラクル・リナックス(2000年6月設立)と、電子認証局・認証技術を提供する旧サイバートラスト(1995年9月設立)が、2017年10月に経営統合(旧ミラクル・リナックスが存続会社、旧サイバートラストが消滅会社)し、商号をサイバートラストに変更した。その後、2021年4月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズ市場に新規上場、2022年4月の東証の市場区分見直しに伴ってグロース市場に移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HN》
提供:フィスコ