動物高度医療 Research Memo(2):犬・猫向け高度医療専門の総合動物病院
■会社概要
1. 会社概要
日本動物高度医療センター<6039>は、ペット(犬・猫)向け高度医療を専門に行う総合動物病院(二次診療施設)を展開している。ペットの飼い主にとっての「かかりつけの動物病院」となる地域の動物病院(一次診療施設)からの完全紹介により、一次診療施設では対処が困難な重度の患者動物に対して高度な専門医療(二次診療)を行う。事業拠点としては、高度医療専門の総合病院である川崎本院(神奈川県川崎市高津区)、名古屋病院(愛知県名古屋市天白区)、東京病院(東京都足立区)、大阪病院(大阪府箕面市)を展開している。
グループは同社、連結子会社のキャミック及びテルコムの3社で構成されている。キャミックは首都圏3拠点(東京都世田谷区、東京都江戸川区、埼玉県さいたま市)において、動物健診センター(高度医療機器を用いた動物の画像診断サービス)を展開している。テルコムは、動物の在宅医療に必要な「酸素ハウス」の製造・販売・貸与などを全国規模で展開している。
2. 沿革
2005年9月に(株)日本動物高度医療センターを神奈川県川崎市高津区に設立し、2007年6月に川崎本院を開院した。2009年3月には民間で初めて農林水産大臣から「小動物臨床研修医診療施設」の指定を受けた。その後2011年12月に名古屋病院を開院、2018年1月に東京病院を開院、2023年6月に大阪病院を開院した。M&A関連では2014年1月にキャミックを子会社化、2022年3月にテルコムを子会社化した。株式関係では2015年3月に東京証券取引所(以下、東証)マザーズに新規上場し、2022年4月の東証の市場再編に伴って東証グロースへ移行した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SO》
提供:フィスコ