三栄コーポ Research Memo(5):在庫削減が進捗。自己資本比率50%超、純資産100億円超。財務の健全性維持
■業績動向
2. 財務指標
三栄コーポレーション<8119>の2024年3月期末の財務指標は、流動比率が185.9%、自己資本比率が53.7%と、安全性が高く健全である。在庫(商品及び製品)はブランド事業の構造改革の進捗に伴い前期比1,135百万円減の4,432百万円と着実に進捗した。現金及び預金残高は4,442百万円、有利子負債残高は4,505百万円、純資産合計は11,495百万円である。コロナ禍の影響を大きく受けた時期(2021年3月期~2022年3月期)は業績が落ち込んだが、過去からの資本の蓄積により財務の健全性を維持した。今後は業績の回復に伴い、財務体質のさらなる強化が見込まれる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《HN》
提供:フィスコ