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企業業績への期待が高過ぎるため今夏に反落の可能性=米国株

 NY時間の終盤に入って米株式市場でダウ平均、ナスダックとも小幅高での推移となっている。注目のエヌビディア<NVDA>は反落しているものの、その他のIT・ハイテク株に資金が回っており、アマゾン<AMZN>は初の2兆ドルリーグ入りとなった。

 6月期末を迎えて調整の動きも出ていた米株式市場だが、底堅い推移が続いている。来週から第3四半期入りだが、来週は4日に独立記念日の休みがあり、5日に米雇用統計の発表が予定されている。その結果を踏まえて、本格的な取引は次の週からということになりそうだが、その週から大手銀を皮切りに第2四半期(4-6月期)決算が始まる。

 それに絡んで米大手銀のストラテジストからは、市場の第2四半期の企業業績の成長期待が高過ぎるため、株価は今夏に反落する可能性があるとの指摘が出ている。今回の決算で、企業は高いハードルをクリアしなければならず、S&P500の年初来からの上昇が危うくなると危険性があるという。

 市場ではS&P500企業の第2四半期は前年比8.8%の増益を見込んでいる。これは、特にエヌビディア<NVDA>などマグニフィセント7以外のS&P500企業493社にとっては未知数の数字だという。

 「われわれは夏から秋にかけての反落に備えなければならない。そして年末に向けて、より良い機会を得るための準備をしなければならない」と述べた。

 ただ、同ストラテジストはS&P500の年末目標を引き上げた数人のストラテジストの1人で、年末の目標を従来の5100から5600に引き上げている。

 一方、他の多くは年後半の上昇が限定的であることを懸念している。S&P500で5500までの上昇が年末予想の中央値で、足元のS&P500はすでに5460前後で推移している状況ではある。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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