<注目銘柄>=酒井重、マド埋めから戻り本番へ
酒井重工業<6358>の6000円未満は買い場と判断したい。道路舗装に使われるロードローラーなど道路機械の専業大手であり、大型機で強みを発揮し、国内では圧倒的な商品競争力を誇る。海外売上比率が6割弱を占めており、米国での新機種投入などで24年3月期は経常利益が前の期比43%増の33億2400万円と大幅な伸びを達成した。その反動もあって25年3月期は27億円予想と2ケタ減益を見込むが保守的で、上振れ余地を内包している。
PBRが0.8倍台と割安に放置されるが、PBR1倍回復に向けた経営努力に前向き。9月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を発表、25年3月期年間配当は分割修正前で215円予想と前期実績比で減配ながら、配当利回りは3.7%と高い。5月中旬に開けたマドを埋めにいく展開が想定され、マド埋め完了後も更なる戻り足が期待できる。株式需給面も信用買い残が枯れた状態で上値は軽そうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS
PBRが0.8倍台と割安に放置されるが、PBR1倍回復に向けた経営努力に前向き。9月末の株主を対象に1株を2株にする株式分割を発表、25年3月期年間配当は分割修正前で215円予想と前期実績比で減配ながら、配当利回りは3.7%と高い。5月中旬に開けたマドを埋めにいく展開が想定され、マド埋め完了後も更なる戻り足が期待できる。株式需給面も信用買い残が枯れた状態で上値は軽そうだ。(桂)
出所:MINKABU PRESS