新興市場銘柄ダイジェスト:MacbeePはストップ安、アールプランナーが一時ストップ高
<4934> Pアンチエイジ 894 +86
急反発。13日取引終了後に発表した24年7月期第3四半期決算は、売上高が154億3900万円(前年同期比25.1%減)、経常利益が4400万円(前年同期比1.3%増)だった。四半期ベースでみると直近2-4月期が最終黒字に浮上しており、足もとの損益改善が好感されているようだ。
<2983> アールプランナー 865 +106
一時ストップ高。25年1月期第1四半期の経常損益が1.99億円の黒字(前年同期は0.26億円の赤字)に浮上し、上期計画の2億円に対する進捗率99.5%で着地したことを好感して年初来高値を更新している。売上高、総販売棟数も過去最高を更新、売上総利益率が改善したことで営業利益についても人員増及び新規出店の先行投資による販管費の増加を吸収して第1四半期としては過去最高となった。将来の売上高の先行指標である受注高も過去最高を更新したが、通期業績予想は従来見通しを据え置いている。
<3491> GA TECH 1641 +154
急騰。13日取引終了後に24年10月期第2四半期決算を発表した。売上高は前年同期比35.5%増の859億2100万円、純利益は同154.8%増の9億4800万円となっている。あわせて通期の売上高予想を従来予想(1763億円)から前期1850億円へ上方修正したことが好材料視されている。RENOSYマーケットプレイスにおいて、RENOSY認知度拡大戦略が功を奏し、問い合わせ数が増加傾向にあり、RENOSY会員がこの半年で約6万人増となるなど好調に推移している。
<7095> MacbeeP 2830 -700
年初来安値更新、ストップ安。24年4月期の売上高は394.05億(前期比101.2%増)、営業利益は36.7億円(同69.7%増)、純利益は22.82億円(同45.7%増)と増収増益で着地した。ただ、25年4月期の見通しについて、LTVマーケティング市場拡大に伴う大幅な増収増益を見込むものの、PR関連投資に最大5億円の投下を予定している状況等を鑑み、売上高の他はレンジ形式で開示したことや、前期の期末配当を見送り今期の年間配当は未定としたことで失望売りを誘っている模様だ。
<7379> サーキュ 687 -40
急落。13日取引終了後に決算を発表した。24年7月期第3四半期累計の売上高は前年同期比5.6%減の58.08億円、経常利益は同49.4%減の2.3億円に落ち込んだ。併せて、新規入社者の現場配属後生産性が伸び悩み、その結果今期創出を見込んでいたプロジェクト件数が減少する見通しとなったことで、通期の経常利益を従来予想の6.3億円から2.05億円(前期は5.69億円)に67.5%下方修正し、一転して64.0%減益見通しとしたことを嫌気して売られている。
<4431> スマレジ 2160 +60
続伸。24年4月期の売上高は前期比41.8%増の83.85億円、営業利益は同94.1%増の17.35億円、純利益は同36.7%増の12.12億円だった。25年4月期の業績予想については、顧客件数と顧客単価の拡大を基本戦略としクラウド型POSサービス「スマレジ」の新規顧客獲得を軸に、売上高は前期比27.5%増の106.88億円、営業利益は同17.2%増の20.33億円、純利益は同16.6%増の14.14億円を見込むとしており、これを好感して買われているようだ。
《ST》
提供:フィスコ