イルグルム:上期は微増収、先行投資により利益は半減。通期予想は未達の可能性も。
アルファ・ウイン・キャピタル株式会社は、イルグルム <3690> の調査レポートを発行した。要旨は以下の通り。
・上期は、EC構築・運用領域の拡大が牽引しYOYで+2.2%の増収、当期利益は△59.8%の大幅な減益だが、いずれも会社の想定内。同社は期初発表の通期予想を継続。但し、急回復する下期前提は、足元の状況と乖離しており、売上高・利益とも計画を下回る可能性も。
・マーケティングDX支援事業は、△3.7%の減収、△50.4%の減益。アドエビスの減収や新サービスの開発投資が主因。但し、マーケティングプロセス領域のアカウント数(KPI)が2四半期連続で増加。
・一方、コマース支援事業は、EC構築・運用領域の貢献により+28.6%の増収ながらも、事業拡大に伴う先行投資負担(人件費等)から、△52.8%の大幅な減益。コマース支援事業におけるEC構築・運用領域の売上高比率(KPI)は、前期末の50%から62%まで上昇。
・今期はDOE 2.5%を目安に、前期比+0.5円増配の7.9円を計画。今期より株主優待制度を再開し、株主還元を強化。
・来期以降の加速的な成長を目指し、戦略的な投資を継続。
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(出典)アルファ・ウイン・キャピタル株式会社
株探ニュース