平和不が堅調推移、大成建が持ち分法適用関連会社化し筆頭株主に
平和不動産<8803>が堅調推移。前週末7日の取引終了後、大成建設<1801>がシンプレクス・アセット・マネジメント(東京都千代田区)などから株式を取得し、平和不を持ち分法適用関連会社とすると発表した。平和不は大成建と資本・業務提携契約を締結し、すでに同契約を締結している三菱地所<8802>を交えて相互に連携・協力し、企業価値の向上に努める。これに伴い、平和不は取得総数240万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.67%)、取得総額90億4800万円を上限に、10日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)を通じた自社株買いの実施を発表。菱地所が保有する株式の一部を売却する方針を確認しているとした。東証のToSTNeT─3情報によると、平和不は10日、予定通り1株3770円で上限となる240万株の買い付けを行った。平和不は自社株の取得に伴い、1株当たり純利益の予想が増加する見込みとなったため、25年3月期の年間配当予想を6円増額して126円(前期は特別配当50円を含めて166円)に見直した。平和不に対しては配当予想の増額修正を好感した買いが株価を支援したようだ。
出所:MINKABU PRESS
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