ファンペップ---抗体誘導ペプチドFPP004Xの独占的なライセンス契約を締結
ファンペップ<4881>は5日、大阪大学との間で、抗体誘導ペプチドFPP004Xの共有特許について、その特許権の効力に基づき、同社による全世界での独占的な研究開発、製造及び販売、並びに第三者への実施許諾を可能とする契約を締結したことを発表。
抗体誘導ペプチドFPP004Xは、標的タンパク質IgEに対する抗体誘導ペプチドで、免疫細胞に抗IgE抗体を一定期間産生させることから、アレルギーに対する持続的な効果が期待される。
同社は、花粉飛散前に投与することでシーズンを通して症状を緩和でき、患者にとって利便性の高い新しい治療選択肢を提供することを目指している。同社は、塩野義製薬との間でオプション契約を締結しており、塩野義製薬は、FPP004Xの全世界における研究開発、製造及び販売に関する独占的ライセンスを取得するオプション権を保有している。同社は、塩野義製薬との連携のもとで、2025年の日本国内での臨床試験開始を目指して前臨床試験を実施中のFPP004Xの研究開発を推進していく。
同実施契約締結に伴い、同社は大阪大学に契約一時金を支払う予定である。さらに同オプション契約に関して塩野義製薬から受取る一時金、マイルストーン及びロイヤリティーの一部を支払う予定である。
《SI》
提供:フィスコ