今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト〔第3弾〕34社選出 <成長株特集>
本特集では、「今期活躍期待の【連続最高益】銘柄リスト」の第1弾(5月23日配信)、第2弾(5月26日配信)に続き、今回は“時価総額1000億円未満”の銘柄を対象に、24年3月期に経常利益ベースで過去最高益を達成し、25年3月期も成長継続を見込んでいる銘柄を探った。
下表では、第1弾を配信した23日時点の時価総額が450億円以上1000億円未満の3月期決算企業(金融を除く)を対象に、25年3月期に経常利益が連続で最高益を見込み、かつ同利益が前期と比べて5%以上伸びる見通しを示している34社を選び出し、増益率が大きい順に記した。
増益率トップとなったのは、地方自治体・企業のIT構築支援やふるさと納税サイトなどを展開するチェンジホールディングス <3962> [東証P]。25年3月期の税引き前利益は前期比72.5%増の128億円と2期連続で最高益を更新する見通しだ。昨年10月に子会社化したイー・ガーディアン <6050> [東証P]の業績上積みなどが収益を押し上げる。
8位にリスト入りした清涼飲料メーカーのライフドリンク カンパニー <2585> [東証P]は御殿場新工場の稼働や子会社ニットービバレッジの増産によって生産数量が増加するほか、コスト増加に対応した製品の価格改定効果なども加わり、今期の経常利益は56.5億円(前期比22.7%増)と6期連続の最高益更新を目指す。
11位の宮地エンジニアリンググループ <3431> [東証P]は高速道路の大規模更新工事などの手持ち工事が順調に進捗する中、採算性向上や経費削減の取り組みが進み、今期は売上高、経常利益ともに2期連続で過去最高を更新する見通しだ。業績好調に伴い、配当を195円と記念配当10円を実施した前期から3円増額する計画を示したことも好感され、株価は23日に約33年9ヵ月ぶりの高値4750円をつけている。
12位に入ったマンションディベロッパーのエスリード <8877> [東証P]は関西や名古屋のマンション引き渡しなどを計画し、今期は経常利益段階で4期連続の最高益更新を見込む。併せて、前期の年間配当を120円→150円に増額修正し、今期も前期比20円増の170円に増配する方針とした。好決算見通しや積極的な株主還元姿勢が評価され、株価は15日に4220円と約18年ぶりの上場来高値更新を果たした。
このほか、ミマキエンジニアリング <6638> [東証P](13位)、第一実業 <8059> [東証P](19位)、A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P](24位)も決算発表後に上場来高値を塗り替えている。産業用インクジェットプリンター大手のミマキエンジは衣料品市場向けを中心に販売が伸びるうえ、前期に高コスト部材を使用した製品の販売が進んだことで採算も上向き、今期は3期連続の最高益更新を狙う。なお、為替レートは1ドル=138円、1ユーロ=150円と前期より円高に設定しており、為替のプラス影響は織り込んでいない。
総合機械商社である第一実業は、石油・化学を中心とする案件の増加によってプラント・エネルギー事業の収益が急改善するほか、二次電池製造装置を取り扱うエナジーソリューションズ事業では複数の海外大型案件を売上計上し、今期の経常利益は103億円(前期比14.4%増)と2期連続の最高益更新を目指す。株価は28日に上場来高値2404円まで上値を伸ばす場面があった。
A&Dホロンの前期業績はフォトマスク用CD-SEM(測長用走査型電子顕微鏡)を主力とする半導体関連事業が収益を牽引した。今期は計測・計量機器事業で米国やアジアの需要を取り込み、経常利益は前期比9.0%増の89.8億円と6期連続で過去最高益を更新する計画だ。株価は23日に約17年4ヵ月ぶりに上場来高値を更新している。
┌─── 経常利益 ───┐ 最高益 予想
コード 銘柄名 増益率 25年3月期 24年3月期 連続期数 PER
<3962> チェンジHD 72.5 12815 7429 2 10.6 *
<9268> オプティマス 60.5 8400 5235 2 7.5
<2980> SREHD 40.9 2900 2058 8 33.1
<9229> サンウェルズ 36.4 4006 2938 7 29.8
<6027> 弁護士COM 29.3 1700 1315 2 56.1
<3150> グリムス 24.7 6570 5268 4 10.9
<8897> ミラースHD 23.2 16000 12984 2 4.8
<2585> Lドリンク 22.7 5650 4606 6 18.0
<6088> シグマクシス 22.2 5300 4338 4 15.0
<7130> ヤマエGHD 22.0 18000 14757 4 7.2
<3431> 宮地エンジ 21.4 9600 7908 2 13.6
<8877> エスリード 20.7 13700 11346 4 7.0
<6638> ミマキエンジ 18.8 5800 4882 3 12.5
<3661> エムアップ 18.6 3400 2867 6 24.7
<3679> じげん 16.0 6300 5430 3 14.7 *
<2326> デジアーツ 15.7 5140 4443 5 13.9
<9068> 丸全運 15.6 16500 14271 11 8.2
<8934> サンフロ不 15.1 20000 17374 2 6.6
<8059> 第一実 14.4 10300 9004 2 10.1
<9889> JBCCHD 14.3 5200 4549 3 13.4
<2226> コイケヤ 13.2 3950 3490 3 18.0
<3762> テクマト 9.5 6410 5854 4 18.5 *
<6272> レオン 9.3 5450 4987 2 11.0
<7745> A&Dホロン 9.0 8980 8240 6 12.9
<6947> 図研 8.5 5900 5439 4 21.5
<2692> 伊藤忠食 8.5 10000 9220 3 12.6
<4687> TDCソフト 8.2 4600 4253 9 15.6
<4097> 高圧ガス 8.2 7200 6657 2 10.3
<9928> ミロク情報 7.0 6750 6306 3 12.3
<3844> コムチュア 6.6 4900 4597 13 17.5
<3371> ソフトクリエ 6.1 5680 5355 14 14.3
<4674> クレスコ 6.0 6000 5658 13 11.9
<2780> コメ兵HD 5.6 7900 7479 4 8.4
<9037> ハマキョウ 5.1 13800 13136 11 8.5
※経常利益の単位は百万円。2023年1月以降に新規上場した企業は除いた。
※連続期数は同一会計基準における期数。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
株探ニュース
下表では、第1弾を配信した23日時点の時価総額が450億円以上1000億円未満の3月期決算企業(金融を除く)を対象に、25年3月期に経常利益が連続で最高益を見込み、かつ同利益が前期と比べて5%以上伸びる見通しを示している34社を選び出し、増益率が大きい順に記した。
増益率トップとなったのは、地方自治体・企業のIT構築支援やふるさと納税サイトなどを展開するチェンジホールディングス <3962> [東証P]。25年3月期の税引き前利益は前期比72.5%増の128億円と2期連続で最高益を更新する見通しだ。昨年10月に子会社化したイー・ガーディアン <6050> [東証P]の業績上積みなどが収益を押し上げる。
8位にリスト入りした清涼飲料メーカーのライフドリンク カンパニー <2585> [東証P]は御殿場新工場の稼働や子会社ニットービバレッジの増産によって生産数量が増加するほか、コスト増加に対応した製品の価格改定効果なども加わり、今期の経常利益は56.5億円(前期比22.7%増)と6期連続の最高益更新を目指す。
11位の宮地エンジニアリンググループ <3431> [東証P]は高速道路の大規模更新工事などの手持ち工事が順調に進捗する中、採算性向上や経費削減の取り組みが進み、今期は売上高、経常利益ともに2期連続で過去最高を更新する見通しだ。業績好調に伴い、配当を195円と記念配当10円を実施した前期から3円増額する計画を示したことも好感され、株価は23日に約33年9ヵ月ぶりの高値4750円をつけている。
12位に入ったマンションディベロッパーのエスリード <8877> [東証P]は関西や名古屋のマンション引き渡しなどを計画し、今期は経常利益段階で4期連続の最高益更新を見込む。併せて、前期の年間配当を120円→150円に増額修正し、今期も前期比20円増の170円に増配する方針とした。好決算見通しや積極的な株主還元姿勢が評価され、株価は15日に4220円と約18年ぶりの上場来高値更新を果たした。
このほか、ミマキエンジニアリング <6638> [東証P](13位)、第一実業 <8059> [東証P](19位)、A&Dホロンホールディングス <7745> [東証P](24位)も決算発表後に上場来高値を塗り替えている。産業用インクジェットプリンター大手のミマキエンジは衣料品市場向けを中心に販売が伸びるうえ、前期に高コスト部材を使用した製品の販売が進んだことで採算も上向き、今期は3期連続の最高益更新を狙う。なお、為替レートは1ドル=138円、1ユーロ=150円と前期より円高に設定しており、為替のプラス影響は織り込んでいない。
総合機械商社である第一実業は、石油・化学を中心とする案件の増加によってプラント・エネルギー事業の収益が急改善するほか、二次電池製造装置を取り扱うエナジーソリューションズ事業では複数の海外大型案件を売上計上し、今期の経常利益は103億円(前期比14.4%増)と2期連続の最高益更新を目指す。株価は28日に上場来高値2404円まで上値を伸ばす場面があった。
A&Dホロンの前期業績はフォトマスク用CD-SEM(測長用走査型電子顕微鏡)を主力とする半導体関連事業が収益を牽引した。今期は計測・計量機器事業で米国やアジアの需要を取り込み、経常利益は前期比9.0%増の89.8億円と6期連続で過去最高益を更新する計画だ。株価は23日に約17年4ヵ月ぶりに上場来高値を更新している。
┌─── 経常利益 ───┐ 最高益 予想
コード 銘柄名 増益率 25年3月期 24年3月期 連続期数 PER
<3962> チェンジHD 72.5 12815 7429 2 10.6 *
<9268> オプティマス 60.5 8400 5235 2 7.5
<2980> SREHD 40.9 2900 2058 8 33.1
<9229> サンウェルズ 36.4 4006 2938 7 29.8
<6027> 弁護士COM 29.3 1700 1315 2 56.1
<3150> グリムス 24.7 6570 5268 4 10.9
<8897> ミラースHD 23.2 16000 12984 2 4.8
<2585> Lドリンク 22.7 5650 4606 6 18.0
<6088> シグマクシス 22.2 5300 4338 4 15.0
<7130> ヤマエGHD 22.0 18000 14757 4 7.2
<3431> 宮地エンジ 21.4 9600 7908 2 13.6
<8877> エスリード 20.7 13700 11346 4 7.0
<6638> ミマキエンジ 18.8 5800 4882 3 12.5
<3661> エムアップ 18.6 3400 2867 6 24.7
<3679> じげん 16.0 6300 5430 3 14.7 *
<2326> デジアーツ 15.7 5140 4443 5 13.9
<9068> 丸全運 15.6 16500 14271 11 8.2
<8934> サンフロ不 15.1 20000 17374 2 6.6
<8059> 第一実 14.4 10300 9004 2 10.1
<9889> JBCCHD 14.3 5200 4549 3 13.4
<2226> コイケヤ 13.2 3950 3490 3 18.0
<3762> テクマト 9.5 6410 5854 4 18.5 *
<6272> レオン 9.3 5450 4987 2 11.0
<7745> A&Dホロン 9.0 8980 8240 6 12.9
<6947> 図研 8.5 5900 5439 4 21.5
<2692> 伊藤忠食 8.5 10000 9220 3 12.6
<4687> TDCソフト 8.2 4600 4253 9 15.6
<4097> 高圧ガス 8.2 7200 6657 2 10.3
<9928> ミロク情報 7.0 6750 6306 3 12.3
<3844> コムチュア 6.6 4900 4597 13 17.5
<3371> ソフトクリエ 6.1 5680 5355 14 14.3
<4674> クレスコ 6.0 6000 5658 13 11.9
<2780> コメ兵HD 5.6 7900 7479 4 8.4
<9037> ハマキョウ 5.1 13800 13136 11 8.5
※経常利益の単位は百万円。2023年1月以降に新規上場した企業は除いた。
※連続期数は同一会計基準における期数。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
株探ニュース