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29日の株式相場見通し=頑強か、国内長期金利上昇は警戒材料に

 29日の東京株式市場は売り買い交錯のなかもやや強気優勢の地合いが想定され、日経平均株価は頑強な値動きを示しそうだ。前日の欧州株市場はドイツ、フランス、英国など主要国をはじめほぼ全面安商状となった。一方、米国株市場ではNYダウが200ドル超の下げをみせたものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の方は続伸し過去最高値を更新した。この日はミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が早期利下げ期待に水を差すタカ派的な発言を行ったほか、発表された5月の米消費者信頼感指数が事前予想に反し改善傾向を示し、1年後の予想インフレ率も小幅上昇したことで、米長期金利が水準を切り上げ投資家心理を冷やした。10年債利回りは4.5%台まで上昇する場面があり株式の相対的な割高感が意識され、全体相場の重荷となった。ただ、画像処理半導体大手のエヌビディア<NVDA>が大幅高に買われ最高値街道を走るなどAI関連株に買いが集まり、ナスダック指数はダウとは対照的に終日プラス圏で推移している。東京市場ではエヌビディアが急伸をみせたことや、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値をつけたことを受け、半導体関連株には追い風が見込まれるが、足もとで長期金利が上昇傾向を強めており、これが投資家の買い意欲を削ぐ可能性がある。外国為替市場ではドル高・円安方向に振れていることはポジティブ材料ながら、日経平均3万9000円近辺では戻り売り圧力も強そうだ。

 28日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比216ドル73セント安の3万8852ドル86セントと反落。ナスダック総合株価指数は同99.086ポイント高の1万7019.880だった。

 日程面では、きょうは5月の消費動向調査、日銀の安達審議委員が熊本県金融経済懇談会で記者会見、森田日証協会長の会見も予定されている。海外では米国でウィリアムズNY連銀総裁の講演内容に市場の注目度が高い。また、この日は米地区連銀経済報告(ベージュブック)が開示されるほか、米7年物国債の入札が行われる。米セールスフォース<CRM>の2~4月決算にもマーケットの視線が集まりやすい。

出所:MINKABU PRESS

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