リアルゲイト Research Memo(6):健全な財務基盤を維持しつつ、物件を取得するビジネスモデル移行に成功
■業績動向
2. 財務状況と経営指標
リアルゲイト<5532>の2024年9月期第2四半期末の総資産残高は前期末比1,026百万円増の12,433百万円となった。流動資産は同875百万円増の4,882百万円であり、2件の物件取得により販売用不動産が1,351百万円増加したことが主な要因である。固定資産は同151百万円増の7,550百万円であり、主に期中に開業したML物件に係る投資などにより建物(有形固定資産)が増加したことによる。
負債合計は前期末比547百万円増の9,673百万円となった。そのうち流動負債は1,698百万円減であり、固定負債は2,245百万円増となった。不動産取得のための借入の借換え(条件変更)により短期借入金が減少し長期借入金が増加したことが主な要因である。
経営指標では、流動比率(185.7%、120%?150%が安全の目安)、固定長期適合率(77.0%、100%以下が安全の目安)など安全性に懸念はない。自己資本比率は22.1%と適正な比率を維持してレバレッジを効かせている。上場を契機に物件を取得するビジネスモデルに移行したが、健全な財務基盤を維持できている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
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提供:フィスコ