利益成長【青天井】銘柄リスト〔第4弾〕27社選出 <成長株特集>
本特集では、「利益成長“青天井”銘柄リスト」の【第1弾】(5月3日配信)、【第2弾】(5月12日配信)、【第3弾】(5月16日配信)に続くシリーズ第4弾として、5月14日から17日の期間に発表された決算の中から、直近3ヵ月の24年1-3月期に過去最高益を更新し、かつ通期も最高益を見込む、いわゆる利益成長が“青天井”状況になっている銘柄にスポットライトを当てた。
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、24年1-3月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益5%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している27社を選び出し、1-3月期実績の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営するunerry <5034> [東証G]。24年1-3月期(第3四半期)の経常利益は2億1000万円と過去最高だった前年同期実績を2.1倍も上回って着地。顧客単価を維持しながらリカーリング顧客数が増加する中、利益率の高い分析・可視化サービスを中心に大きく伸びた。23年7月-24年3月期(第3四半期累計)の同利益は1億7400万円と通期計画(1億1700万円)をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
2位に入ったセグエグループ <3968> [東証P]の1-3月期(第1四半期)経常利益は8.1億円(前年同期比97.8%増)と4四半期ぶりに過去最高益を達成した。官公庁の大型案件をはじめセキュリティ製品や自社開発製品の販売が好調だったほか、SBI証券との差金決済型自社株価先渡取引契約に基づくデリバティブ解約益として4億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。
続く3位のサイバーセキュリティクラウド <4493> [東証G]はWebセキュリティサービスのクラウド型WAF「攻撃遮断くん」、その自動運用サービス「WafCharm」などのユーザー数が拡大したことに加え、昨年9月に受託したデジタル庁のガバメントクラウドのセキュリティ案件も寄与し、1-3月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比2.1倍の3.4億円に膨らんだ。
4位の日本電子 <6951> [東証P]は半導体や次世代電池の研究開発関連の旺盛な需要を追い風に、理科学・計測機器事業の受注が引き続き好調に推移し、1-3月期(第4四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を大幅に更新した。同時に発表した25年3月期の同利益は前期比1.6%増の305億円と4期連続で過去最高益を更新する見通しだ。
5位には投資用新築一棟マンションに強みを持つフェイスネットワーク <3489> [東証S]が入った。1-3月期(第4四半期)は不動産商品と建築商品の引き渡しが集中し、経常利益は26.4億円と8四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。併せて発表した25年3月期の同利益は前期比2.2倍の40億円と2期ぶりに最高益更新を見込む。また、配当は前期比51円増の96円に大幅増配する計画を示したことも好感され、株価は連日で上場来高値を更新している。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 1-3月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<5034> ウネリー 106 210 102 64.8 117 71 156
<3968> セグエG 97.8 813 411 26.7 1330 1050 24.1
<4493> サイバーセキ 95.4 342 175 25.2 700 559 46.6
<6951> 日電子 92.3 15838 8237 1.6 30500 30023 14.9
<3489> フェイスNW 66.6 2641 1585 73.8 4000 2301 6.6
<4264> セキュア 65.3 248 150 60.0 280 175 50.1
<9272> ブティックス 61.9 881 544 27.1 1199 943 19.9
<4011> ヘッドウォ 50.6 131 87 47.7 229 155 154
<2970> グッドライフ 38.6 564 407 49.8 1550 1035 15.4
<9268> オプティマス 38.1 1819 1317 60.5 8400 5235 9.3
<7868> 広済堂HD 35.5 2471 1824 17.4 7750 6600 16.8
<6061> ユニバー園芸 31.3 911 694 5.7 2307 2183 10.8
<3692> FFRI 27.7 300 235 0.2 541 540 33.1
<6912> 菊水HD 22.7 665 542 3.2 1980 1919 8.5
<3649> ファインデ 22.3 865 707 4.2 1591 1527 24.1
<6371> 椿本チ 16.6 7318 6275 2.3 24000 23450 9.6
<6005> 三浦工 15.7 8293 7165 9.0 29200 26789 15.1 *
<5244> jig.jp 12.8 511 453 0.1 1825 1823 11.1
<7550> ゼンショHD 9.5 16618 15177 20.8 61500 50913 27.8
<2652> まんだらけ 9.4 618 565 7.2 1986 1852 11.9
<9416> ビジョン 9.1 1553 1423 21.2 5256 4337 17.1
<7059> コプロHD 9.1 731 670 22.7 2714 2211 17.1
<3923> ラクス 7.5 2000 1861 60.4 9001 5610 47.5
<5185> フコク 6.5 1487 1396 16.7 4800 4113 8.2
<6338> タカトリ 6.5 1019 957 3.9 2700 2599 11.4
<7745> A&Dホロン 6.5 2949 2770 9.0 8980 8240 12.9
<9450> ファイバーG 5.6 779 738 10.0 2520 2290 14.8
※2023年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
株探ニュース
下表では、時価総額100億円以上の銘柄を対象に、本決算月にかかわらず、24年1-3月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益5%以上、上振れて更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している27社を選び出し、1-3月期実績の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。
上振れ率トップとなったのは、リアル行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を運営するunerry <5034> [東証G]。24年1-3月期(第3四半期)の経常利益は2億1000万円と過去最高だった前年同期実績を2.1倍も上回って着地。顧客単価を維持しながらリカーリング顧客数が増加する中、利益率の高い分析・可視化サービスを中心に大きく伸びた。23年7月-24年3月期(第3四半期累計)の同利益は1億7400万円と通期計画(1億1700万円)をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
2位に入ったセグエグループ <3968> [東証P]の1-3月期(第1四半期)経常利益は8.1億円(前年同期比97.8%増)と4四半期ぶりに過去最高益を達成した。官公庁の大型案件をはじめセキュリティ製品や自社開発製品の販売が好調だったほか、SBI証券との差金決済型自社株価先渡取引契約に基づくデリバティブ解約益として4億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。
続く3位のサイバーセキュリティクラウド <4493> [東証G]はWebセキュリティサービスのクラウド型WAF「攻撃遮断くん」、その自動運用サービス「WafCharm」などのユーザー数が拡大したことに加え、昨年9月に受託したデジタル庁のガバメントクラウドのセキュリティ案件も寄与し、1-3月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比2.1倍の3.4億円に膨らんだ。
4位の日本電子 <6951> [東証P]は半導体や次世代電池の研究開発関連の旺盛な需要を追い風に、理科学・計測機器事業の受注が引き続き好調に推移し、1-3月期(第4四半期)は売上高、経常利益ともに過去最高を大幅に更新した。同時に発表した25年3月期の同利益は前期比1.6%増の305億円と4期連続で過去最高益を更新する見通しだ。
5位には投資用新築一棟マンションに強みを持つフェイスネットワーク <3489> [東証S]が入った。1-3月期(第4四半期)は不動産商品と建築商品の引き渡しが集中し、経常利益は26.4億円と8四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。併せて発表した25年3月期の同利益は前期比2.2倍の40億円と2期ぶりに最高益更新を見込む。また、配当は前期比51円増の96円に大幅増配する計画を示したことも好感され、株価は連日で上場来高値を更新している。
┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想
コード 銘柄名 上振れ率 1-3月 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高 PER
<5034> ウネリー 106 210 102 64.8 117 71 156
<3968> セグエG 97.8 813 411 26.7 1330 1050 24.1
<4493> サイバーセキ 95.4 342 175 25.2 700 559 46.6
<6951> 日電子 92.3 15838 8237 1.6 30500 30023 14.9
<3489> フェイスNW 66.6 2641 1585 73.8 4000 2301 6.6
<4264> セキュア 65.3 248 150 60.0 280 175 50.1
<9272> ブティックス 61.9 881 544 27.1 1199 943 19.9
<4011> ヘッドウォ 50.6 131 87 47.7 229 155 154
<2970> グッドライフ 38.6 564 407 49.8 1550 1035 15.4
<9268> オプティマス 38.1 1819 1317 60.5 8400 5235 9.3
<7868> 広済堂HD 35.5 2471 1824 17.4 7750 6600 16.8
<6061> ユニバー園芸 31.3 911 694 5.7 2307 2183 10.8
<3692> FFRI 27.7 300 235 0.2 541 540 33.1
<6912> 菊水HD 22.7 665 542 3.2 1980 1919 8.5
<3649> ファインデ 22.3 865 707 4.2 1591 1527 24.1
<6371> 椿本チ 16.6 7318 6275 2.3 24000 23450 9.6
<6005> 三浦工 15.7 8293 7165 9.0 29200 26789 15.1 *
<5244> jig.jp 12.8 511 453 0.1 1825 1823 11.1
<7550> ゼンショHD 9.5 16618 15177 20.8 61500 50913 27.8
<2652> まんだらけ 9.4 618 565 7.2 1986 1852 11.9
<9416> ビジョン 9.1 1553 1423 21.2 5256 4337 17.1
<7059> コプロHD 9.1 731 670 22.7 2714 2211 17.1
<3923> ラクス 7.5 2000 1861 60.4 9001 5610 47.5
<5185> フコク 6.5 1487 1396 16.7 4800 4113 8.2
<6338> タカトリ 6.5 1019 957 3.9 2700 2599 11.4
<7745> A&Dホロン 6.5 2949 2770 9.0 8980 8240 12.9
<9450> ファイバーG 5.6 779 738 10.0 2520 2290 14.8
※2023年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した2003年4-6月期以降の業績に基づいたものです。
※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。
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