貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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6594 ニデック

東証P
2,855.5円
前日比
-52.5
-1.81%
PTS
2,857.1円
11:29 11/22
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
17.7 2.05 1.40 80.40
時価総額 34,054億円
比較される銘柄
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【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ パリ五輪、ギリギリの投資タイミングで狙う銘柄とは?


「パリ五輪、ギリギリの投資タイミングで狙う銘柄とは?」

●コロナ禍克服の「安堵の祭典」、開催に向けて高まる熱気

 4年に一度の国際的な大イベントであるオリンピック、今年は7月26日からパリで開催される。いまは世界中の目がパリに集まり始めているタイミングでもある。国内ではすでに多くの競技で出場選手が決まりつつあり、日々開催が楽しみになってきているが、開催まではまだ2カ月ほどある。

 このため、まだ気持ちが高揚するようなことはないものの、株式投資をする立場からは、オリンピック関連銘柄に目を向けるギリギリのタイミングになる。国内開催の場合は、数年も前から海上や周辺施設の建設、警備、広告、報道など幅広い関連企業に目を向けておく必要があるが、海外での開催では競技に関わる用具やウエア、飲料、広告、放送など対象が限られるため、2ヵ月前の投資でも十分間に合う。

 幸い、パリ大会は、東京大会がコロナ禍による苦境の中で開かれた大会であったのに対し、災禍を克服した「勝利の祭典」、いや「安堵の祭典」となろう。それだけに世界の期待は大きく、開催の盛り上がりも東京大会をはるかに上回るものとなるだろう。もちろん、ウクライナとロシア、イスラエルとパレスチナ(ハマス)との戦争は続いており、手放しでオリンピックを楽しむ状況でないことは残念だ。この2つの地政学リスクはインフレ要因の一つでもあるため、戦争と投資を切り離して考えることなどできないのだが、ここはクールにパリオリンピック関連株に目を向けたい。

●インバウンド、中国でのブームなどの切り口も

 具体的には、まずはアシックス <7936> [東証P]だ。スポーツシューズ大手であり、オリンピック関連の代表格だが、同社は「アシックス」のほかに、「オニツカタイガー」ブランドのシューズを製造販売している。「オニツカタイガー」はアジアを中心に海外でのブランド力が高く、インバウンド関連とみなしてよいため、2つのテーマに関わる銘柄として魅力的だ。

 また、特にスポーツシューズに強いわけではないものの、オリンピックを見ると自分も運動したくなり、スポーツシューズはもちろん、合わせて他の靴も新調したくなるため、エービーシー・マート <2670> [東証P]に駆けつける人も多いことだろう。株価は緩やかに上昇を続ける可能性が高い。

 新調したくなるのは、もちろんシューズだけではない。スポーツウエアもその対象となる。「ルコックスポルティフ」など海外ブランドに強いデサント <8114> [東証P]は、株価が反落中なので、下げ止まったら狙いどころとなろう。

 スポーツ用具となると、ミズノ <8022> [東証P]になる。また、バドミントン、テニスのラケットでは、ヨネックス <7906> [東証S]だ。注目したいのは、中国の運動促進政策。中国でバドミントンは一種のブーム状態にあり、同国の経済が失速中でも需要拡大が続いている点に着目したい。

 現在株価は失速中ながら、フジ・メディア・ホールディングス <4676> [東証P]もオリンピックとなると連日、関連番組を放送する。当然、大量のCMが流されることになり、収益寄与は大。株の復活が見込める。フジはあまり見ないという方は日本テレビホールディングス <9404> [東証P]でよい。

 最後に、パリオリンピックとは無関係な銘柄を。ニデック <6594> [東証P]だ。低迷していた業績が本格的に上向き始めており、株価も以前のようなパワーを取り戻しつつあるように見える。

2024年5月17日 記

株探ニュース

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