東レは後場に急騰、今期最終利益3.7倍計画で政策保有株縮減方針も
東レ<3402>は後場に急騰し、年初来高値を更新した。13日正午、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の業績予想を開示した。今期の売上収益は前期比6.3%増の2兆6200億円、最終利益は同3.7倍の810億円を見込む。大幅増益の計画に加え、資本効率の改善を加速するため、新たに政策保有株式の縮減目標を設定。27年3月期までの3カ年で50%(約1000億円)を削減し、売却代金を全額、自社株買いに充てる方針を示しており、好感されたようだ。
機能化成品部門ではサプライチェーンの在庫調整が解消し、炭素繊維複合材料部門では航空向けの拡大や産業用の回復を想定。収益改善プロジェクトの効果も出て、全セグメントで増収増益を計画する。
出所:MINKABU PRESS
機能化成品部門ではサプライチェーンの在庫調整が解消し、炭素繊維複合材料部門では航空向けの拡大や産業用の回復を想定。収益改善プロジェクトの効果も出て、全セグメントで増収増益を計画する。
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