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話題株ピックアップ【夕刊】(2):第一建設、ワコム、アルプス物流

■第一建設工業 <1799>  2,062円  +292 円 (+16.5%)  本日終値
 第一建設工業<1799>が急伸。2000円台に乗せて年初来高値を更新した。9日の取引終了後、取得総数93万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.77%)、取得総額13億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。関連して同日の終値1770円で、10日午前8時45分の東証の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT─3)において、総数56万4900株、総額9億9987万円を上限に買い付けの委託を行うと公表し、10日午前に取得総数・総額の上限で買い付けを実施したと開示した。加えて、24年3月期の配当を30円増額したうえで、25年3月期の年間配当は前期と同じ80円とする予定を示した。株主還元姿勢を評価した買いが株価を押し上げたようだ。25年3月期の売上高は前期比7.4%減の500億円、最終利益は同6.9%減の26億円を計画する。

■ワコム <6727>  710円  +100 円 (+16.4%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率9位
 ワコム<6727>がストップ高の水準となる前営業日比100円高の710円に買われた。9日の取引終了後、取得総数600万株(自己株式を除く発行済み株式総数の4.13%)、取得総額30億円を上限とする自社株買いの実施を発表。加えて、25年3月期の連結業績予想について、営業利益が前期比20.4%増の85億円となる見通しを示した。経常利益は減益を見込むものの、前期の業績自体は計画を上振れして着地している。業況と株主還元姿勢を評価した買いが入ったようだ。

■アルプス物流 <9055>  5,050円  +700 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率10位
 アルプス物流<9055>がストップ高の水準となる前営業日比700円高の5050円に買われた。9日の取引終了後、ロジスティード(東京都中央区)の100%子会社であるLDEC(東京都中央区)がアルプス物流に対し、株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。買い付け価格は1株5774円で、アルプス物流の株価はこれにサヤ寄せする形となっている。買い付け予定数の下限は636万8200株で、上限は設定しない。TOB成立後、所定の手続きを経てアルプス物流は上場廃止となる見込み。アルプス物流を持ち分法適用関連会社とするアルプスアルパイン<6770>は持ち分を一部売却する。東京証券取引所は9日、アルプス物流を監理銘柄(確認中)に指定した。

■湖北工業 <6524>  2,221円  +296 円 (+15.4%)  本日終値
 湖北工業<6524>が急反発し、年初来高値を更新した。9日の取引終了後、24年12月期第1四半期(1~3月)の連結決算を発表した。売上高は前年同期比3.1%減の34億1300万円と減収ながら、経常利益は同28.1%増の11億3000万円と大幅な増益となった。経常利益の中間期計画に対する進捗率は78%に上り、利益の上振れを期待した買いが集まったようだ。光デバイス製品では在庫調整や海底ケーブルプロジェクトの延期の影響が出たものの、受注は回復傾向となり、売り上げは前四半期比では増加した。

■Arent <5254>  5,580円  +700 円 (+14.3%) ストップ高   本日終値
 Arent<5254>がストップ高まで買われた。同社は9日取引終了後、24年6月期第3四半期累計(23年7月~24年3月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比79.7%増の8億9800万円となり、通期計画11億4200万円に対する進捗率は78.6%に達した。売上高は同53.5%増の21億8600万円で着地。プロダクト共創開発では主に建設業界のクライアントからの開発受注が増加したほか、共創プロダクト販売では空間自動設計システム「PlantStream」の顧客層が拡大した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■BASE <4477>  327円  +41 円 (+14.3%)  本日終値
 BASE<4477>は大幅高。9日取引終了後に24年12月期連結業績予想の修正を発表。最終損益を700万円の黒字(前期6億600万円の赤字)とし、従来予想の2億700万円の赤字~700万円の赤字から上方修正した。4期ぶりに最終黒字に浮上する見通しとなり、これを好感した買いが入った。第1四半期の事業進捗を精査し、今期の販管費見通しを想定レンジの下限値(最小値)に修正したため。売上高予想は据え置いた。なお、同時に発表した第1四半期決算は売上高が35億9100万円(前年同期比42.6%増)、最終損益が2億1300万円の黒字(前年同期3億5800万円の赤字)だった。

■東洋水産 <2875>  11,505円  +1,435 円 (+14.3%)  本日終値
 東洋水産<2875>が後場に急騰し、上場来高値を更新した。10日、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の最終利益が前期比6.0%増の590億円になる見通しを発表した。前期に続き最高益を更新する計画。更に、前期の配当を50円増額し、今期の年間配当は前期の170円を継続する方針を示した。発表を受けて売り方が買い戻しを迫られる形となり、上昇に弾みがついたようだ。今期の売上高は前期比4.3%増の5100億円を見込む。国内と海外の即席麺事業で増収増益を予想する。

■シンフォニア <6507>  3,775円  +455 円 (+13.7%)  本日終値
 シンフォニア テクノロジー<6507>が後場に急伸し、1996年以来の高値圏に浮上。10日の午後1時40分ごろ、24年3月期の連結決算を発表。売上高と各利益が計画を上回って着地した。25年3月期の売上高は前期比7.2%増の1100億円、経常利益は同9.2%増の115億円を計画。前期の配当を10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比5円増配の75円とした。業況と増配見通しを好感した買いが集まったようだ。25年3月期については、防衛関連製品の需要は増勢継続を予想。半導体製造装置の需要は今期の後半から回復すると想定する。半導体製造装置の需要動向次第では、今期に過去最高益を更新する可能性もあるとしている。

■シュッピン <3179>  1,390円  +156 円 (+12.6%)  本日終値
 シュッピン<3179>が急伸。9日取引終了後、25年3月期単独業績予想について売上高を前期比15.9%増の566億1700万円、営業利益を同15.3%増の38億5400万円と発表。売上高、営業利益とも連続過去最高更新の見通しを示したほか、増配も見込んでおり、これが買い手掛かりとなっている。ミラーレスカメラや高級機械式時計といった高級趣味嗜好品への需要は今後も底堅いと想定。配当は前期分を33円から36円に引き上げた上で、今期は40円とした。なお、同時に発表した24年3月期決算は売上高が前の期比7.1%増の488億4100万円、営業利益が同35.7%増の33億4300万円だった。あわせて、27年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表した。最終年度に売上高735億1400万円、営業利益55億9800万円を目指す。

■ちゅうぎんF <5832>  1,442円  +139.5 円 (+10.7%)  本日終値
 ちゅうぎんフィナンシャルグループ<5832>が後場に上げ幅を拡大し、年初来高値を更新した。この日、前期の配当を17円増額したうえで、25年3月期の年間配当予想を前期比6円増配の53円とすると発表した。加えて、取得総額400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.1%)、取得総額50億円を上限とする自社株買いの実施も発表している。ちゅうぎんFは今回、株主還元方針を変更。新たな方針では、配当性向40%程度を目標とするとともに、普通株式等Tier1比率(有価証券評価差額金などを除く)11~12%を指標に、資本コントロールを通じた機動的な自己株式の取得を行う。株主還元姿勢を評価した買いが集まったようだ。あわせて、25年3月期の純利益が前期比12.2%増の240億円になる見通しも公表している。

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