アドテスト、ディスコなど安い、米エヌビディアの10%安受けリスクオフの流れ継続
アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など軟調。いずれも半導体製造の後工程で世界トップシェアを誇る製造装置メーカーだが、米半導体株安を受け向かい風の強い環境を強いられている。前週末の米国株市場ではハイテク株に売りがかさみ、ナスダック総合株価指数は300ポイントあまりの大幅な下げとなったが、そのなかエヌビディア<NVDA>が10%安と急落するなど半導体関連株の下げが際立っており、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も4%安に売り込まれた。エヌビディアのGPU向けに半導体テスターを納入しているアドテストの株価にはネガティブ材料となっているほか、生成AI市場の急拡大に照準を合わせ商機を高めているディスコにも、目先リスク回避目的の売りが目立つ。一方、空売り筋のショートカバーは想定されるところだが、アドテストは今週26日、ディスコは今週25日に決算発表を控えていることで、機関投資家などの実需筋が積極的に買い向かう動きはまばらとなっている。
出所:MINKABU PRESS
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