セグエグループ---通期業績予想の修正及びデリバティブ損益の計上
セグエグループ<3968>は12日、2024年12月期連結業績予想(2024年1月-12月)の修正を発表した。
売上高は前回発表予想と変わらずの188.00億円、営業利益は前回発表予想比15.0%減の9.60億円、経常利益は同17.7%増の13.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同7.8%増の7.73億円、1株当たり当期純利益は同7.8%増の22円73銭に修正した。
同社は、2024年2月13日にその時点で保有している自己株式の消却、1株につき3株の割合の株式分割、株主優待制度の導入、の3つの株主還元策を決定。これらの結果株価が大きく上昇するとともに、2023年度期末時点より株主が大幅に増え、それに伴い株主優待に要する費用が増加する見込みとなった。
また、2024年3月14日にSBI証券との差金決済型自社株価先渡取引契約の期限前解約の通知、3月21日に自己株式の取得を決定・公表し、3月22日に自己株式の取得を完了した。これらの結果、SBI証券が先渡取引のヘッジのために保有している同社株式1,800,000株の全部について、同社が自己株式として取得したことが確認できたので、先渡取引契約に基づくデリバティブ損益約4億円が確定した。これらを受け、今回通期の営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益について、予想の修正を行うこととした。 なお、2024年12月期の配当予想につきましては、現時点での変更はない。
《SI》
提供:フィスコ