アドテストが続落で75日線下放れ警戒、米半導体株安嫌気し信用買い残重く下値模索
アドバンテスト<6857>は大幅続落。4月新年度入りを境に株価は調整色を強め、特に今週に入ってからは中期波動の分水嶺である75日移動平均線を下回ったが、きょうは同移動平均線から下放れる形となっており、テクニカル的に警戒感が強まっている。前日の米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が4日ぶりに反落した。アドテストと取引関係が密接な米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>は反発したものの、半導体セクター全般に逆風が意識されるなか、買いが手控えられている。外国為替市場では急速に円安が進行しているものの、株式需給面では直近信用買い残が1185万株と昨年10月初旬以来約半年ぶりの高水準に積み上がっていることで、上値の重石となっている。
出所:MINKABU PRESS
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