AIAIグループ---不適切保育が発生する人的要因についての調査研究を開始
AIAIグループ<6557>は9日、不適切保育が発生する人的要因についての調査研究を開始したことを発表。
こども家庭庁は、不適切な保育を「虐待などが疑われる事案」と定めている。保育事業者は不適切な保育の予防に努める必要がある。不適切保育発生の保育当事者について掘り下げた調査は乏しく、ガイドラインも「指導監査による是正」や「保育士同士で話し合う」ことにとどまっている。
同調査で同社は、保育経験が10年を超える保育士へのインタビューを通して、不適切保育発生の要因を探り、抜本的な予防策を探る。不適切保育発生の環境的要因に加えて、人的要因についても明らかにし、今後の保育実践において不適切保育の発生要因を未然に防ぐことを目指す。研究者は、山梨県立大学准教授の太田研氏(修士・心理学)と同社の代表取締役社長兼CEOの貞松成氏(博士・教育学)である。
同社は、認可保育所AIAI NURSERY、児童発達支援AIAI PLUSを東京都23区、千葉県、神奈川県、大阪市市内で展開している。不適切保育は同社の認可保育事業においても大きなリスクの1つであるため、同調査研究を通してリスクマネジメントのさらなる強化に努めることとしている。
《SO》
提供:フィスコ