アイル Research Memo(8):財務の健全性は高い
■アイル<3854>の業績動向
3. 財務の状況
財務面で見ると、2024年7月期第2四半期末の資産合計は2023年7月期末比707百万円増加して12,822百万円となった。主にソフトウェアが148百万円減少した一方で、現金及び預金が413百万円増加、受取手形・売掛金及び契約資産が146百万円増加、ソフトウェア仮勘定が238百万円増加した。負債合計は262百万円減少して4,112百万円となった。流動負債のその他に含まれる未払消費税等が213百万円減少、未払金が125百万円減少した。純資産合計は剰余金の配当500百万円による減少があったものの、親会社株主に帰属する四半期純利益の計上などにより969百万円増加して8,710百万円となった。この結果、自己資本比率は4.0ポイント上昇して67.9%となった。特に懸念材料は見当たらず、弊社では財務の健全性は高いと評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《SI》
提供:フィスコ