安川電が3日ぶり急反発、今期業績の回復期待も再評価要因に
安川電機<6506>が3日ぶりに急反発。足もとの円安に加えて今期業績の回復期待も買い要因となっている様子だ。岩井コスモ証券は8日、同社株の投資判断の「B+」を継続するとともに目標株価を6400円から6500円に引き上げた。24年2月期の連結営業利益は前の期比3.0%減の662億2500万円だった。インバーターが米国や東南アジア向けなどで堅調で、原材料費の価格転嫁や事業構造改革がプラス要因となった。前々期に年金制度変更で一時利益を計上したことの反動もあり減益となったが、この影響を除けば増益だったと推定している。米国で先端半導体パッケージング向けにACサーボモーターとロボットを強化する戦略を打ち出したことは将来の成長要因、と指摘。受注モメンタムの回復にはもう少し時間がかかるが、事業環境は上向いており、打診買いのタイミングに入ったとみている。25年2月期の同利益は前期比5.7%増の700億円の計画に対し740億円を予想している。
出所:MINKABU PRESS
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