★本日の【イチオシ決算】 昭和システム、セーレン、イオン北海道 (3月25日)
1)本日(3月25日)引け後に発表された決算・業績修正
●イチオシ決算
【昭和システム <4752> [東証S]】 ★今期経常を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も10円増額
◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8億円→9.2億円に15.3%上方修正。増益率が3.1%増→18.8%増に拡大し、従来の10期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。証券業を中心とした主力顧客などからの情報化投資が堅調に推移していることに加え、DXビジネス関連の受注も伸長し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の40円→50円(前期は40円)に増額修正した。
●サプライズな決算発表・業績修正
ナカボテック <1787> [東証S] ★今期経常を29%上方修正、配当も50円増額
◆24年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の9.1億円→11.7億円に28.6%上方修正。減益率が28.5%減→8.1%減に縮小する見通しとなった。主力港湾事業が好調だった前期からの反動で微減となったものの、地中などその他事業が堅調に推移したうえ、主要原材料価格が軟化に転じる好影響も利益を押し上げる。
併せて、期末一括配当を従来計画の180円→230円(前期は255円)に増額修正した。期末配当利回りは4.28%に上昇。
あみやき <2753> [東証P] ★今期経常を22%上方修正、配当も10円増額
◆24年3月期の連結経常利益を従来予想の18.8億円→23億円に22.3%上方修正。増益率が2.7倍→3.3倍に拡大する見通しとなった。売上高は計画を下回るものの、高付加価値商品をはじめとした適正な価格政策に加え、事業ポートフォリオの最適化を見据えた業態変更や不採算店舗の撤退による収益力改善が寄与する。子会社化したニュールックの業績が順調に推移したことも上振れの要因となる。
業績好調に伴い、年間配当を従来計画の80円→90円(前期は40円)に増額修正した。
Jグループ <3063> [東証G] ★前期経常を53%上方修正
◆24年2月期の連結経常損益を従来予想の2億円の黒字→3億0500万円の黒字(前の期は9億0100万円の赤字)に52.5%上方修正した。冬季営業が好調だったことに加え、既存店舗のリニューアル効果や新業態の開発、生産性向上に取り組んだことが奏功した。円安が継続していることもプラスに働いた。
セーレン <3569> [東証P] ★今期配当を7円増額修正
◆24年3月期の年間配当を従来計画の46円→53円(前期は46円)に増額修正した。今期業績が過去最高となる見通しを踏まえ、株主への利益配分を増やす。
併せて、株主優待制度を拡充し、株主優待クーポン3000円分を追加で贈呈すると発表。
新東工 <6339> [東証P] ★今期最終を一転3%増益に上方修正・最高益更新へ
◆24年3月期の連結最終利益を従来予想の42億円→64億円に52.4%上方修正。従来の32.1%減益予想から一転して3.4%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益40億円が発生することが最終利益を押し上げる。
イオン北海道 <7512> [東証S] ★前期経常を18%上方修正・3期ぶり最高益、配当も4円増額
◆24年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の88億円→104億円に18.2%上方修正。増益率が3.5%増→22.3%増に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。食品部門でプライベートブランドや開発商品の積極的に販売したことが奏功したほか、省エネ・省人化への継続的な投資によって販管費が想定を下回ったことが要因。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の12円→16円(前の期は12円)に大幅増額修正した。
タキヒヨー <9982> [東証S] ★前期経常を95%上方修正、配当も5円増額
◆24年2月期の連結経常利益を従来予想の4億円→7.8億円に95.0%上方修正。増益率が32.0%増→2.6倍に拡大する見通しとなった。コスト上昇分の販売価格への転嫁を進めるとともに、適正な採算を確保する営業スタンスを徹底し、採算が大きく改善したことが要因。
業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の20円→25円(前の期は20円)に増額修正した。
2)3月26日の決算発表銘柄(予定)
■発表時間未確認 ※カッコ()内は直近決算発表の公表時刻
◆本決算:
<7624> NaITO [東S] (前回16:00)
合計1社
※「株探」では、株価、PER、利回りなどを併記した【決算発表・業績修正】銘柄一覧をご覧いただけます。
株探ニュース