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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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2004 昭和産業

東証P
2,769円
前日比
-7
-0.25%
PTS
-円
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
8.2 0.68 2.89 4.37
時価総額 914億円
比較される銘柄
ニップン, 
日清食HD, 
味の素

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昭和産業 Research Memo(3):中期経営計画23-25の進捗状況


■昭和産業<2004>のトピック

2023年4月より新中計「中期経営計画23-25」をスタートしているが、現在の進捗状況について触れておく。「基盤事業の強化」の分野については順調に進んでいる。その1つのテーマである「穀物ソリューションの進化」では、営業体制を見直して各営業担当者が複数の商材を扱うワンストップ型の営業手法に切り替える施策を展開中であるが、これまでと比較して顧客への提案の幅が広がっている。これにより顧客に対して様々なアプローチが可能になり、顧客の課題に寄り添った提案で新たなビジネスに結び付くといった成功例が増えている状況である。また「グループ連携による事業拡大と収益力強化」のテーマでは、前述の「焼成パン」の例のほか、グループ会社間の協業による事業の構造改革に着手している。具体的には商品アイテム数の集約によるコストダウンの実現や、製造時の廃棄物削減によるフードロス対策、顧客の売り場の需要の変化に応じた商品開発等を手掛けているところだ。また製油カテゴリでは前述の辻製油との資本業務提携に基づく協業もこのテーマに基づく施策の一環である。糖質のカテゴリでは同社とグループ会社の敷島スターチ及びサンエイ糖化との事業構造改革も同様である。

一方で今後の課題とされる分野は「事業領域の拡大」である。この分野では「新たな事業展開による海外事業の拡大」や「輸出事業の強化」「冷凍食品事業の拡大」等が具体的なテーマとなるが、今期は中計初年度ということもあり、事業の成果が見えるまでにはまだ時間がかかりそうだ。同社としては、当期における好調な業績は、主に原材料コストやエネルギーコストを販売価格に適正に反映できていることでもたらされているもので、今後は事業計画に沿った事業領域の拡大をしっかり達成して、業績向上につなげたいとしている。

(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)

《SO》

 提供:フィスコ

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