KaizenPF Research Memo(9):財務は高い健全性を維持
■Kaizen Platform<4170>の業績動向
3. 財務の状況
財務面については、2023年12月期末の資産合計は前期末比867百万円減少して4,369百万円となった。受取手形及び売掛金が82百万円増加したが、現金及び預金が793百万円減少、ソフトウェアが58百万円減少、のれんが70百万円減少した。負債合計は同776百万円減少して1,178百万円となった。主に有利子負債(長短借入金)が738百万円減少した。有利子負債残高は598百万円となった。純資産合計は同90百万円減少して3,190百万円となった。主に株主資本が102百万円減少した。借入金返済によって現預金が減少した形だが、この結果、自己資本比率は同11.3ポイント上昇して72.1%となった。自己資本比率は高水準であり、キャッシュ・フローの状況にも懸念材料は見当たらない。弊社では財務の高い健全性は維持されていると評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
《HH》
提供:フィスコ