貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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4170 カイゼン

東証G
177円
前日比
+1
+0.57%
PTS
177.9円
10:30 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
0.96 15.48
時価総額 30.0億円

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KaizenPF Research Memo(5):ソフトウェアも人材もデータもすべて揃っていることが強み


■事業概要

3. 「KAIZEN PLATFORM」サービスの強み
Kaizen Platform<4170>の「KAIZEN PLATFORM」サービスの強みは、プラットフォーム上にソフトウェアも人材もデータもすべて揃っており実行スピードとノウハウに優れている点である。

ソフトウェアは、顧客で使用されている既存のシステム(レガシーシステム)にとらわれることなく、顧客体験DXを実現できるSaaS型ツールによって開発&制作環境を提供している。人材リソースとしては、プラットフォームには1万人超の個人グロースハッカー及び50社超の法人グロースハッカー(制作会社、人材派遣会社、コンサルティング会社などと提携)が登録しており、コンサルティングから実行までのプロフェッショナルサービスをフルリモートで提供できる体制を構築している。また、日英だけでなく、アジアから中南米まで多言語に対応している。顧客企業から見ると、レガシーシステムへの影響を気にせず、現場のビジネス部門主導でスピーディに必要な施策を実行し、リードタイムやコストを抑えながらUXの改善やDXの実現が可能になるというメリットがある。

さらに同社の競争力の優位性として、非常駐で業務できるためグロースハッカー1人当たりの生産性が高いこと(同社試算で約4倍の生産性)、高い生産性と変動費比率によって顧客に対するサービス価格を低く設定できること(同社試算で約3分の1の価格)、成果連動でグロースハッカーが高い報酬(同社試算で約2倍の報酬)を得られるためデジタル専門人材の採用競争力が高いことなどがある。なお同社はMeta、Google、YouTube、Amazon、Yahooといった主要プラットフォーマーから公式パートナーの認定を取得しており、API(Application Programming Interface=プログラム同士をつなぐインターフェイス)によるデータ連携も実現している。

4. ARPU向上によって収益力が高まる
同社の「KAIZEN PLATFORM」サービスは、DXのワンストップBPO(Business Process Outsourcing=業務の外部委託)サービスを、クラウドを通じて提供する高収益・高付加価値な事業モデルである。顧客企業の新規獲得及び契約継続獲得にあたっては、動画・チラシ制作や分析などの単発受注から入り、その実績をもとにして、Saas型プロフェッショナルサービスのリカーリング売上拡大やARPU向上につなげるクロスセル・アップセル戦略を基本としている。リカーリング売上拡大やARPU向上によってPMを担当する同社従業員の生産性も高まり、全体として一段の収益拡大・高収益化につながるため、今後、同社の収益力が飛躍的に高まる可能性があると弊社では考えている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)

《HH》

 提供:フィスコ

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