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メディアシーク---2Qも2ケタ増収増益、通期連結業績予想の上方修正を発表


メディアシーク<4824>は11日、2024年7月期第2四半期(23年8月-24年1月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.8%増の4.79億円、営業利益が同30.1%増の0.34億円、経常利益が同81.7%増の0.64億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同54.4%増の0.40億円となった。

「コーポレートDX」ビジネスユニットの売上高は前年同期比4.7%増の1.62億円、セグメント利益は同26.4%増の0.76億円となった。国内におけるDXの推進によるITサービスの需要拡大の流れを受け、売上高及びセグメント利益は前年同期に比べ増加している。また、首都圏在住にこだわらない流動的かつ機動的なエンジニア確保のスキームの構築を進めている。その結果、セグメント利益率が上昇傾向にあり、生産性の向上がみられる結果となっている。

「画像解析・AI」ビジネスユニットの売上高は同11.6%減の1.27億円、セグメント利益は同52.1%減の0.30億円となった。売上高及びセグメント利益の減少は、主力商品の「バーコードリーダー/アイコニット」の売上高が減少していることに起因している。当該サービスは広告収入により収益を獲得するビジネスモデルとなっている。広告収入の元となる広告表示回数が増加傾向にある一方で、経済の先行きに係る不確実性の関係から業界全体の広告単価が減少しており、売上高が減少している。広告単価の回復傾向については先行きが不透明なため、今後はアプリユーザーから収集する加工食品に関する情報のデータベース化やアプリ内アンケート機能を活用し、BtoBに展開していく予定。

「ライフスタイルDX」ビジネスユニットの売上高は同54.7%増の1.87億円、セグメント利益は同129.8%増の0.60億円となった。同社オンラインプラットフォーム「マイクラス」による売上を計上した。商品力の高い「マイクラス」は、大手カルチャーセンターから多くの引き合いがある状況にあり、前年同期比で大きな増収増益となっている。この他、スマートフォン向けゲーム等各種情報サービスによる売上を計上した。特に前年度中に、タイの人気ドラマに出演する複数の俳優をモデルにしたファン向けデジタルサービスを提供する「BOYS MEETING from Thailand」を開始しており、順調な滑り出しを見せている。

「ブレインテック・DTx」ビジネスユニットの売上高は同441.7%増の0.01億円、セグメント損失は0.22億円(前年同期は0.18億円の損失)となった。接骨院・鍼灸院の支援事業を展開するアトラグループと合意した、脳波を活用したヘルステック事業のサービス開発は、2023年8月にブレインテックトレーニングサービスとして提供を開始している。当年度の下半期に向けて本格的な収益化を達成すべく活動を継続している。このほか、独自開発したブレインテックエンジン「ALPHA SWITCH」を活用したアプリによる売上や、各種コンサルティングサービスに基づく売上を計上した。当該セグメントの売上高は、僅少な値となっているが、脳波を活用したヘルステック事業のサービス開発に関して、現在保証サービスを組み込んだサブスクパッケージを準備しており今期中にも売り上げの拡大を図る予定。

「ベンチャーインキュベーション」ビジネスユニットは、有望なスタートアップ企業、各種ベンチャー企業に対するインキュベーションサービスに伴う活動を実施した。なお、当第2四半期累計期間で一部売上高及び利益が発生しているが、これらは、全社管理部門で発生した費用及び「コーポレートDX」ビジネスユニットで計上された売上高及びセグメント利益と切り分けが困難であるため、当該ビジネスユニットに値を含めている。なお、当第2四半期累計期間に計上されているその他有価証券評価差額金のうち、8.34億円は、同ビジネスユニットの活動に起因したものとなる。

2024年7月期通期について、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比6.1%増の9.24億円、営業利益が同3.5%増の0.43億円、経常利益が同139.3%増(前回予想比103.3%増)の1.87億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同110.5%増(同108.2%増)の1.27億円としている。

《SO》

 提供:フィスコ

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