学情 Research Memo(2):20代通年採用のパイオニアとして、採用課題解決に向けベストマッチなプランを提供
■会社概要
1. 会社概要
学情<2301>は、パーパス「つくるのは、未来の選択肢」、基本理念「私達は仕事を通して社会のお役に立つ企業づくりをめざします。」と、5つの経営理念「高い見識を持ち正々堂々と営業致します。」「チャレンジ精神を持ちつづけ失敗を恐れません。」「時代のニーズにあった商品を企画開発し提案致します。」「良い商品とともに良い社員を誠心誠意お届けします。」「お客様との共歓共苦が願いです。」を掲げ、求職者・採用企業双方にとって価値あるサービスを提供している。このパーパスは、創業45周年を迎えた2022年10月期を第2の創業期と位置付け、新たに策定したものだ。昨今は、若い世代は主体的にキャリアを形成していくことに対して高い関心を持っている。これらの世代に対して信頼できる情報と選択肢を提供し、これからを担う世代と企業、ひいては社会の未来への貢献を目指している。また、顧客から“もう一人の採用担当者”と思ってもらえるよう、採用課題の解決に向けて1社ごとにベストマッチなプランを提供していくことを使命としている。
同社は、主に20代通年採用を推進している企業である。主な事業はWebメディア事業、イベント事業、エージェント事業、ソーシャルソリューション事業である。キャリア採用(経験者採用)や新卒採用、人材紹介関連のサービスなどを提供しており、「Re就活」「あさがくナビ」「転職博」「Re就活エージェント」「Re就活テック」をはじめとする多数の商品ラインナップで、求職者と採用企業のニーズに応えている。また、(株)朝日新聞社及び(株)朝日学生新聞社と提携し、採用課題の解決に向けて学生・求職者向けコンテンツの発信や人事採用担当者向けセミナー等も共同で行っている。
2. 沿革
同社は1976年に大阪市北区にて創業し、2000年に社名を「(株)学情」に変更した。その後は2002年に東京証券取引所(以下、東証)JASDAQ、2005年に東証2部、2006年に東証1部に上場するなど順調な成長を見せている。近年では新サービスのリリースも多く、積極的なサービス開発への姿勢が窺える。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)
《SO》
提供:フィスコ