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証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
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3807 フィスコ

東証G
139円
前日比
+4
+2.96%
PTS
138円
22:28 11/21
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
45.87 2.73
時価総額 63.8億円
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ネクスグループ Research Memo(2):メタバース・デジタルコンテンツ分野へのシナジー創造を狙う多角化企業


■会社概要

1. 会社概要
ネクスグループ<6634>は、ファブレス型の通信機器メーカーであるネクス、電子書籍事業を手掛ける実業之日本デジタル、メタバースに関連するコンテンツとコンピュータ・ソフトウェアの制作・開発及び販売を展開するワイルドマンを擁するホールディングカンパニーである。「通信技術を核として人々に新しい価値をもたらすことで、より一層、効率的で快適な社会の発展に貢献する」を企業理念とし、「メタバース・デジタルコンテンツ事業」「IoT関連事業」「暗号資産・ブロックチェーン事業」の3セグメントで事業を展開している。主力事業であるIoT関連事業では、ファブレスメーカーとして企画・開発から販売、保守までを一貫して展開する強みを持つ。また、大手企業規模では対応しきれない、多品種少量の顧客ニーズに柔軟に応えることで差別化を実現している。

2023年11月期末現在、同グループは同社及びネクス、実業之日本デジタル、ワイルドマンの4社で構成されている。

2. 沿革
同社の前身は、1984年4月に本多通信工業(株)グループ企業が出資する本多通信工業グループ会社として設立された本多エレクトロン(株)である。設立時の本店は東京都目黒区碑文谷で、通信回線用機器の設計・製造を行っていた。その後、本店は花巻本社と東京本社(現在は港区南青山)の2本社体制となっている。1985年に花巻工場が操業を開始し半導体製造装置事業を、1988年にはモデム事業(現 デバイス事業)を開始した。これらの通信回線用機器の技術は、現在の中核事業であるIoT関連事業の基盤となっている。

2012年にはフィスコ<3807>が同社を子会社化し、インターネット旅行事業を開始、商号を株式会社ネクス、さらに2015年には現在の株式会社ネクスグループに変更した。なお、フィスコとの資本関係については、2019年7月にフィスコがDES譲渡にて支配株主から筆頭株主に異動した。

2021年11月には事業構造改革を公表した。経営資源の選択と集中のため、2022年3月に(株)チチカカ、4月にイー・旅ネット・ドット・コム(株)、7月にNCXX International Limitedの全株式を譲渡し、ブランドリテールプラットフォーム事業及びインターネット旅行事業から撤退した。併せて、今後の収益の柱となる新規事業としてメタバース及びデジタルコンテンツ関連の事業を「メタバース・デジタルコンテンツ事業」とし、同年2月に実業之日本デジタルを子会社化、同年3月にワイルドマンを持分法適用関連会社とした。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 茂木稜司)

《SO》

 提供:フィスコ

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