アドテストなど売り優勢、エヌビディア続落受け半導体主力株は目先様子見ムード
アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>など売り優勢の展開。ここ米国株市場での半導体関連株人気を引き継いで東京市場も同関連株への買いが活発化していたが、前日の米国株市場では重要な経済指標(物価指数)の発表を控え、ハイテク株に逆風が意識された。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が続落するなど総じて売りに押される展開となり、シンボルストックとして注目度の高い米画像処理半導体大手エヌビディア<NVDA>も続落した。これを受けて、エヌビディアと密接な取引関係にあるアドテストをはじめ、半導体製造装置関連株への売り圧力が顕在化している。きょうは月末で機関投資家のリバランス売りの影響も出やすいことも株価にネガティブに影響するが、売り一巡後に押し目買いが作用して下げ渋るかどうかが注目される。
出所:MINKABU PRESS
出所:MINKABU PRESS