貸借
証券取引所が指定する制度信用銘柄のうち、買建(信用買い)と売建(信用売り)の両方ができる銘柄
日経平均株価の構成銘柄。同指数に連動するETFなどファンドの売買から影響を受ける側面がある
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8035 東京エレクトロン

東証P
22,990円
前日比
+740
+3.33%
PTS
23,005円
11:12 11/25
業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
20.1 5.95 2.48 17.40
時価総額 108,428億円
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来週の株式相場に向けて=日経平均が最高値更新、「脱デフレ」「生成AI特需」を評価

 日経平均株価は22日、前日比836円高の3万9098円と急伸。ついに1989年12月の史上最高値(3万8915円)を更新した。東京市場は、34年間という長きにわたる低迷局面を脱し、ついに新ステージに突入した。市場関係者からは「89年の最高値更新は、単なる通過点に過ぎない。遠からず4万円乗せも期待できるはず」(アナリスト)とみる声は多い。

 足もとの相場を牽引しているのは、 生成AI需要に沸く米エヌビディア<NVDA>の急騰に象徴される 半導体関連株だ。ただ、長期的な視点からは、東京市場復活の背景にあるのはデフレ相場の終焉といえる。「脱デフレ」に加え「生成AI特需」という2重の追い風が東京市場には吹いている。この点を評価する格好で海外投資家は日本株に積極買いを入れているのだろう。

 足もとの日経平均株価採用企業の1株当たり利益は過去最高の水準にある。来期は10%前後の増益も予想されるだけに、「PER17~18倍まで買えば夏場に向け4万5000円前後も期待できるかもしれない」(市場関係者)との声もある。

 エヌビディアの好決算が全体相場を牽引しているだけに、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>といった半導体関連株が主役の局面は続きそうだ。ただ、4万円相場に向けては中堅銘柄も含め徐々に新たな物色展開が進むことも予想される。「3万8915円」はついに過去のものとなったが達成感はない。もちろん目先一服は予想されるが、4万円に向け突き進む公算が高まっているようだ。

 来週は、海外では27日に米2月消費者信頼感指数、28日に米10~12月GDP改定値、29日に米1月個人消費支出(PCEデフレーター)、3月1日に米2月ISM製造業景況感指数が発表される。26日からアマゾン<AMZN>がNYダウに新規採用される。

 国内では27日に1月消費者物価指数(CPI)、3月1日に1月失業率・有効求人倍率が発表される。同日に伊藤園<2593>が決算発表を行う。来週の日経平均株価の予想レンジは3万8700~3万9300円前後。(岡里英幸)

出所:MINKABU PRESS

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