アール・エス・シー---3Qは2ケタ増収増益、期末配当金の増配を発表
アール・エス・シー<4664>は9日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比34.4%増の60.86億円、営業利益が同46.4%増の2.59億円、経常利益が同52.2%増の2.78億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同94.3%増の2.32億円となった。
同社グループは中期経営計画の目標達成に向けて、昨年より技術力の強化のためセキュリティロボットを活用した施設警備を開始しており、より一層の付加価値の向上を目指し、大型複合施設「サンシャインシティ」において、AI警備システム「AI Security asilla」の実証実験を開始する等、新たな技術の活用を進めてきた。さらに経営基盤の強化のため内装工事業を主力業務としている友和商工をグループに迎え、同社を連結範囲に含めたことに伴い、今期の第1四半期から連結損益計算書に取り込んでおり、統合効果を最大化するためのプロセスを進めてきた。加えて、「信頼されるサービスの提供」を目指した経営姿勢のもと、業務品質の向上に取り組むとともに、顧客のニーズに寄り添った提案型営業を推進し、新規業務の受託や既存先の仕様拡大等に注力してきた。また、コーポレートガバナンス・コードに則った政策保有株式の縮減による資産効率の向上を図るため、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い投資有価証券売却益を計上した。
2024年3月期通期については、売上高が前期比30.6%増の78.73億円、営業利益が同40.0%増の2.68億円、経常利益が同46.3%増の2.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同76.4%増の2.26億円とする11月21日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
また、期末配当金について、当期の業績及び今後の業績動向等を総合的に勘案し、直近の配当予想より3.00円増配の1株当たり 13.00 円とすることを発表した。これにより年間配当予想額は1株当たり 20.00円となる。
《SO》
提供:フィスコ