ユミルリンク---23年12月期増収・2ケタ増益、「SaaS事業成長」「顧客価値向上」を積極的に推進
ユミルリンク<4372>は13日、2023年12月期決算を発表した。売上高が前期比6.1%増の23.15億円、営業利益が同13.8%増の5.92億円、経常利益が同13.8%増の5.92億円、当期純利益が同13.9%増の4.09億円となった。
当事業年度のSMS配信サービス「Cuenote SMS」については、2023年3月に総合行政ネットワーク(LGWAN)でのSMS送信を可能とする「Cuenote SMS for LGWAN」の提供を開始している。4月には双方向SMS機能を利用する際に、携帯4社の共通番号(共通ショートコード)に対応を行い提供開始し、6月にWebhook対応の配信結果コールバック機能を追加するほか、利便性の向上を目的に同サービスの機能を追加し、提供を開始している。
Webアンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」については、2023年5月にGoogleが提供するタグ管理システム「Google タグマネージャー」に対応した最新版の提供を開始している。
「Cuenote 安否確認サービス」については、2023年7月に災害訓練メールを定期自動配信する機能を追加し、提供開始している。
サービス提供種別の売上高の概況について、ストック型収益(Cuenote SaaSのサブスクリプション売上並びにソフトウエア保守売上)は、顧客個別の要望に応じるエンタープライズ向けプランの獲得及びショートメッセージ顧客数の増加により22.54億円となり、当年度末定期契約額は2.00億円(前年同期末比7.1%増)となった。
スポット型収益(Cuenote SaaSの初期売上並びにソフトウエアライセンス売上)について、当年度の売上高はSaaS及びオンプレミスの新規受注が堅調に推移したことから、0.60億円となった。
2024年12月期通期の業績予想については、売上高は前期比11.0%増の25.70億円、営業利益は同3.0%増の6.1億円、経常利益は同3.0%増の6.10億円、当期純利益は同2.7%増の4.20億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ