ブロードリーフ---23年12月期は2ケタ増収、24年12月期は黒字転換の予想
ブロードリーフ<3673>は9日、2023年12月期連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が前期比11.2%増の153.85億円、営業損失が19.02億円(前期は28.97億円の損失)、税引前損失が19.21億円(同30.05億円の損失)、親会社の所有者に帰属する当期損失が14.87億円(同24.31億円の損失)となった。
クラウドサービスの売上収益は前年同期比で99.2%増の52.36億円となった。「.cシリーズ」をはじめとした月額サブスクリプション型ソフトウェアの利用料や、自動車補修部品の受発注プラットフォームに係る利用料または手数料により構成されている。パッケージソフトウェアを利用している顧客は、利用権満了に伴い(ほとんどが6年間の利用権)、順次「.cシリーズ」へ切り替わっている。また、「.cシリーズ」は利便性が高くメニュー体系も柔軟であるため、新規顧客も増加した。更に、改正電子帳簿保存法に対応した「電帳.DX」等の副商材の提供数も増加した。
パッケージシステムの売上収益は同9.4%減の101.49億円となった。製造業をはじめ携帯ショップ、旅行業、バス運行業、機械工具商社等に対応したパッケージソフトの販売代金(リース販売または一括販売)のほか、利用時に必要となる各種サービスの手数料や、PC等の機器類・サプライの販売代金により構成されている。非モビリティ産業向けパッケージソフトウェアや、機器類の販売は好調に進んだ一方で、モビリティ産業向けパッケージソフトウェアのリース販売を終了した。
2024年12月通期の連結業績予想については、売上収益が前期比14.4%増の176.00億円、営業利益が0.50億円、税引前利益が0.50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が0.40億円を見込んでいる。
《SI》
提供:フィスコ