TDCソフト---3Qも2ケタ増収・増益、通期連結業績予想の上方修正を発表
TDCソフト<4687>は7日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比12.3%増の287.44億円、営業利益が同1.7%増の29.12億円、経常利益が同9.4%増の33.61億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同8.7%増の22.65億円となった。
当第3四半期累計期間においては、各事業分野は堅調に推移し売上高は計画を上回り増収を達成した。利益面では、将来の事業拡大に向けた投資を積極的に推進したことによるコストが拡大しているが、増収効果により営業利益が計画を上回り、若干の増益となっている。投資に関する具体的な取り組みは、新卒採用者数の拡大および早期戦力化や、次世代型SI事業拡大に向けた新技術獲得、そしてワークプレイス戦略「Smart Work構想」の一環として、高い生産性を発揮し続けることを目指した本社移転などを計画に沿って推進している。
ITコンサルティング&サービスについて、当期はエンタープライズ向けのSaaSソリューション案件が堅調に推移し、売上高は前年同期比21.7%増の48.94億円となった。
金融ITソリューションについて、当期は特に銀行系のシステム開発案件等が好調に推移し、売上高は同11.2%増の129.44億円となった。
公共法人ITソリューションについて、当期は官公庁や運輸業向けの開発案件等が堅調に推移し、売上高は同8.9%増の75.70億円となった。
プラットフォームソリューションについて、当期は銀行業向けのインフラ構築案件が堅調に推移し、売上高は同12.0%増の33.34億円となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比12.1%増(前回予想比5.9%増)の395.00億円、営業利益が同9.9%増(同7.0%増)の38.00億円、経常利益が同14.4%増(同13.3%増)の42.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.7%増(同19.7%増)の30.05億円としている。
《SO》
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