山田コンサルティンググループ---3Qは2ケタ増収増益、投資事業の売上高・利益が大幅に増加
山田コンサルティンググループ<4792>は6日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比38.3%増の169.91億円、営業利益が同21.0%増の28.03億円、経常利益が同19.4%増の28.27億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同31.1%増の21.44億円となった。
コンサルティング事業の売上高は前年同期比2.5%増の121.93億円、売上総利益は同5.1%増の108.12億円、営業利益は同8.9%減の20.36億円となった。昇給及び人員増加による人件費関連コストの増加等により販売費及び一般管理費が前年同期比7.25億円増加したため営業利益は減益となったが、各コンサルティング事業において案件受注が順調であり、計画通りの業績を確保することができた。 M&Aアドバイザリー事業は、国内M&A市場が活況でありM&A案件の引合件数・受注件数は堅調に推移したことから順調な業績となった。経営コンサルティング事業及び事業承継コンサルティング事業についても案件相談・受注が引き続き順調に推移した。不動産コンサルティング事業は大型案件を受注・売上実現できた。
投資事業の売上高は同1,086.3%増の48.07億円、売上総利益は同426.8%増の9.17億円、営業利益は同854.0%増の7.71億円となった。 未上場株式投資事業は上期に引き続き当第3四半期もファンド投資先株式の売却があったこと、不動産投資事業においては投資不動産の売却益を計上できたことから、大幅な増収増益となった。
2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比32.5%増の218.00億円、営業利益が同21.8%増の35.00億円、経常利益が同19.8%増の35.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%増の25.50億円とする期初計画を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ