日経平均VIは上昇、高値警戒感が継続
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は14時10分現在、前日比+0.48(上昇率2.48%)の19.87と上昇している。なお、今日ここまでの高値は20.45、安値は19.44。
先週末の米株式市場で主要指数が上昇したことや、外為市場で朝方、先週末2日15時頃に比べ2円20銭ほど円安・ドル高が進んだことを受け、今日の東京株式市場は買いが先行し、日経225先物は上昇して始まった。市場では引き続き高値警戒感が意識されており、こうした中、今日の日経225先物が取引開始後に伸び悩む場面があったものの総じて下値の堅い推移となっていることから高値警戒感が継続し、ボラティリティーの高まりを警戒するムードが広がり、日経VIは先週末の水準を上回って推移している。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向がある。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っている。
《SK》
提供:フィスコ