中部鋼鈑---3Q減収なるも、21中期経営計画の達成に向けて、諸施策の着実な実行と積極的な営業活動を推進
中部鋼鈑<5461>は1日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比13.1%減の504.38億円、営業利益が同17.7%減の75.49億円、経常利益が同19.3%減の74.72億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同18.9%減の51.68億円となった。
鉄鋼関連事業の売上高は前年同期比74.92億円減の484.15億円、セグメント利益(営業利益)は同15.57億円減の72.42億円となった。需要の落ち込みにより主要製品である厚板の販売数量が減少した。コストについても、主原料である鉄スクラップ価格は前年同期を下回ったものの、エネルギー価格の上昇及び第2四半期の大型設備工事に伴う減産の影響等により、やや上昇した。
レンタル事業の売上高は同0.03億円減の5.10億円、セグメント利益(営業利益) は同0.07億円減の0.49億円となった。厨房用グリスフィルターのレンタル枚数は順調に増加したものの、広告看板の受注が減少した。
物流事業の売上高は同0.33億円増の4.37億円、セグメント利益(営業利益) は同0.39億円増の1.64億円となった。需要先の生産活動が回復し危険物倉庫の取扱量が増加したことから、増収増益となった。
エンジニアリング事業の売上高は同1.65億円減の10.74億円、セグメント利益(営業利益) は同0.94億円減の0.31億円となった。金属加工の受注減少等により、減収減益となった。
2024年3月期通期については、売上高が前期比11.4%減の676.00億円、営業利益が同19.3%減の99.00億円、経常利益が同20.5%減の98.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同21.9%減の67.00億円とする11月1日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。
《SI》
提供:フィスコ