サンワテクノス---3Q増益、通期連結業績予想の上方修正に加えて期末配当金の増配を発表
サンワテクノス<8137>は30日、2024年3月期第3四半期(23年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比2.3%減の1,281.31億円、営業利益が同13.0%減の47.14億円、経常利益が同9.9%減の49.24億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同1.5%増の39.11億円となった。
日本での売上高は前年同期比10.8%減の873.50億円、営業利益は同21.8%減の28.66億円となった。国内では、自動車関連業界向けの設備機器、半導体製造装置業界向けの計測機器の販売が増加したが、半導体製造装置業界向けの電機品、電子機器及びコネクタ、FA業界向けの電機品、電子部品、コネクタ及び電子機器の販売が減少した。
アジアでの売上高は同3.7%増の487.88億円、営業利益は同4.4%減の18.56億円となった。アジア地域では、太陽光関連業界向けの電機品、FA業界向けの電子部品、事務用機器業界向けのコネクタの販売が増加したが、生活家電関連業界向けの電子部品、半導体製造装置業界向けの電子機器の販売が減少した。
欧米での売上高は同0.5%減の51.56億円、営業利益は1.48億円(前年同期は0.53億円の損失)となった。欧米では、FA業界向けの電子部品、自動車関連業界向けの設備機器の販売が増加したが、アミューズメント業界向けの電子部品の販売が減少した。
その他の売上高は同17.6%減の4.22億円、営業損失は0.32億円(同0.24億円の損失)となった。
2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比8.8%減(前回予想比0.9%減)の1,650.00億円、営業利益が同25.3%減(同3.4%増)の57.00億円、経常利益が同21.8%減(同2.4%増)の60.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同12.6%減(同5.0%増)の48.00億円としている。
また、連結業績予想の上方修正を受け、期末配当金について、直近の配当予想から1株当たり5.00円増配し、50.00円とすることを発表した。これにより、年間配当金は1株当たり95.00円となる。
《HH》
提供:フィスコ