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東京株式(大引け)220円高、朝安後は一貫した戻り足でほぼ高値引け

 31日の東京株式市場は、朝方は様子見ムードから日経平均株価が下値を探ったが、その後は一貫して戻り基調となり、後場に入ってプラス圏に切り返した。

 大引けの日経平均株価は前営業日比220円85銭高の3万6286円71銭と3日続伸。プライム市場の売買高概算は17億1296万株、売買代金概算は4兆5332億円。値上がり銘柄数は1225、対して値下がり銘柄数は399、変わらずは34銘柄だった。

 きょうの東京市場は朝方こそリスク回避の売り圧力が強く、日経平均は安く始まったが、その後は一貫して戻りに転じた。前日の米国株市場ではNYダウが連日最高値更新となったものの、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は軟調で、半導体関連株への売りが目立った。これを受け、東京市場でも半導体セクターなど中心に目先筋の売りがかさんだ。ところが、3万6000円台を割り込んだ水準では押し目買いが活発化し、日経平均は前場後半あたりから一貫して上値を追う形に様変わりした。中国・上海株や香港株などが下落基調にあるなかも、幅広い銘柄に資金流入が続き、後場に入ると日経平均の上昇ピッチが強まった。結局、日経平均はほぼ高値引けとなり、TOPIXは終値で約34年ぶりの高値圏に浮上している。

 個別では、レーザーテック<6920>が買われ、ソシオネクスト<6526>も活況高。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが高く、ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。キヤノン<7751>が物色人気、トヨタ自動車<7203>も堅調。コマツ<6301>も大きく上昇した。第一工業製薬<4461>、東京鐵鋼<5445>がストップ高を演じたほか、日本M&Aセンターホールディングス<2127>、住友理工<5191>なども値を飛ばした。

 半面、川崎汽船<9107>が軟調、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>、ルネサスエレクトロニクス<6723>などが売りに押され、キーエンス<6861>も安い。オリエンタルランド<4661>、ファナック<6954>も冴えない。バリューコマース<2491>が急落、アルプスアルパイン<6770>も大幅安。アンリツ<6754>の下げも目立った。KLab<3656>も大きく値を下げた。

出所:MINKABU PRESS

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