<注目銘柄>=Appier、グローバルSaaS企業として評価
Appier Group<4180>は、昨年2月14日につけた昨年来高値2175円更新に向けた動きが期待できよう。
同社は、AIを活用したマーケティングソリューションを提供するSaaS企業。創業当時からファーストパーティーデータ(第三者を経由せず自社で収集したデータ)を活用してアルゴリズムの精度を高めているのが強みだ。
昨年11月13日に発表した23年12月期第3四半期(23年1~9月)連結決算は、営業利益が3億6200万円(前年同期8700万円の赤字)だった。北東アジアや米国及びEMEA(欧州、中東、アフリカ)市場における事業拡大や既存顧客の利用量の増加などが寄与。第3四半期までの業績好調を受けて、23年12月期通期業績予想を5億3500万円から7億400万円(前の期比14.1倍)へ上方修正した。
海外事業の拡大でグローバルSaaS企業としての評価が高まっていることに加えて、今後は個人情報の保護の観点からサードパーティーCookieの規制の動きが強まっていることが成長加速に寄与しそう。米グーグルの「Chrome」は24年後半にサードパーティーCookieの使用禁止を予定しており、今後ファーストパーティーデータへのシフトが予想される。同社の予測型広告プラットフォーム「CrossX」の成長が一段と加速する可能性が強い。24年12月期は営業利益30億円強を見込むところもあり、2月14日に予定されている決算発表に注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS
同社は、AIを活用したマーケティングソリューションを提供するSaaS企業。創業当時からファーストパーティーデータ(第三者を経由せず自社で収集したデータ)を活用してアルゴリズムの精度を高めているのが強みだ。
昨年11月13日に発表した23年12月期第3四半期(23年1~9月)連結決算は、営業利益が3億6200万円(前年同期8700万円の赤字)だった。北東アジアや米国及びEMEA(欧州、中東、アフリカ)市場における事業拡大や既存顧客の利用量の増加などが寄与。第3四半期までの業績好調を受けて、23年12月期通期業績予想を5億3500万円から7億400万円(前の期比14.1倍)へ上方修正した。
海外事業の拡大でグローバルSaaS企業としての評価が高まっていることに加えて、今後は個人情報の保護の観点からサードパーティーCookieの規制の動きが強まっていることが成長加速に寄与しそう。米グーグルの「Chrome」は24年後半にサードパーティーCookieの使用禁止を予定しており、今後ファーストパーティーデータへのシフトが予想される。同社の予測型広告プラットフォーム「CrossX」の成長が一段と加速する可能性が強い。24年12月期は営業利益30億円強を見込むところもあり、2月14日に予定されている決算発表に注目したい。(仁)
出所:MINKABU PRESS