Pウォーター Research Memo(10):2024年3月期は年70円、配当性向は43.6%を予想
■株主還元策
プレミアムウォーターホールディングス<2588>は、株主に対する利益還元を重要な経営課題であると認識している。2016年の経営統合から5年を順調に経過したため、同社は2022年3月期末から配当を開始した。同社は、内部留保や設備投資等への投資とのバランスを考慮しながら、業績と連動した配当を実施することを基本方針としている。2023年3月期の1株当たり配当金は60円(中間11円、期末49円)、配当性向は29.4%となった。また、2024年3月期の配当金は70円(中間35円済、期末35円予想)、配当性向は43.6%と増配を予想する。今後は、利益の成長とともに高い配当性向も魅力となる。
また、同社は2014年3月期から株主優待制度を導入している。毎年3月31日時点の株主(100株以上)が対象であり、同社が本業を通じて提供している厳選された食品類(プレミアムモール販売商品:牛肉、ふぐ、スイーツ、米など15品)またはプレミアムウォーターバッグインボックス1セットの合計16品から1品を受け取ることができる。宅配水サービスの契約者は、さらに「ナチュラルミネラルウォーター1セット(2本)」も無償で受け取ることができる。定期購入している宅配水のうち2本(約1ヶ月分)を賄うことができるため、こちらも好評のようだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
《SO》
提供:フィスコ