北川鉄がマド開け急伸で1500円台乗せ、半導体関連の出遅れ株でPBR超割安圏
北川鉄工所<6317>がマドを開け急伸、前週末比9.0%高の1509円まで駆け上がる場面があった。同社は工作機械器具や自動車用の鋳造部品のほか、立体駐車場や産業機械を手掛けるが、半導体研磨材の製造販売会社ケメット・ジャパン(千葉市)とハードディスク製造装置メーカーであるシステム精工(新潟県長岡市)の2社を完全子会社化し半導体事業にも参入している。一方、前期実績ベースで年30円配を行う有配企業でありながら、PBRが0.3倍台という超低位に放置されており、バリュー株としての側面で見直し余地が大きい。24年3月期は営業利益段階で前期比5.1倍の10億円を予想、年間配当は前期と並びの30円を計画しているが、配当利回りは2%前後にとどまっており、来期は株主還元強化に動く可能性も十分。増配期待も株高を後押ししそうだ。
出所:MINKABU PRESS
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