19日の株式相場見通し=急反発、欧米半導体株高で再び3万6000円台へ
19日の東京株式市場で日経平均株価は急反発する見通し。取引時間中には再び3万6000円台に乗せて推移すると想定されている。18日の欧州市場で主要国の株価指数が反発し、米国市場では主要3指数がそろって上昇。ナスダック総合株価指数の上昇率は1%を超えた。同日に発表された台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の決算内容を受け、欧米の半導体株に買いが集まり、米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は3%超の上げとなった。投資家心理が上向くなかにあって、東京市場でも半導体株を中心に買いが先行するとみられている。加えて年始からの海外投資家による日本株への資金シフトも鮮明となっており、東京証券取引所が18日に発表した投資部門別売買動向によると1月第2週(9~12日)は海外勢の買い越し額が現物と先物をあわせて4営業日で1兆4400億円強の大幅な買い越しとなった。特に現物の買い越し額は9557億円と、1兆円に迫る水準となり、市場にサプライズ感が広がっている。更に、中国の上海総合指数も前日は取引時間中として一時3年9カ月ぶりの安値をつけた後、急速に切り返している。19日も中国株が底堅く推移すれば市場心理にプラスに作用することが見込まれ、日本株の支援材料となりそうだ。
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比201ドル94セント高の3万7468ドル61セントと4日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同200.026ポイント高の1万5055.648だった。
日程面では、国内では2023年12月の全国消費者物価指数が公表される予定。23年11月の第3次産業活動指数も発表されるほか、3カ月物の国庫短期証券の入札が実施される。東京製鐵<5423>や光世証券<8617>などが決算を開示する。海外では昨年12月の米中古住宅販売件数、ミシガン大学の1月消費者態度指数などの公表を控えている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年01月19日 08時00分
18日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比201ドル94セント高の3万7468ドル61セントと4日ぶりに反発。ナスダック総合株価指数は同200.026ポイント高の1万5055.648だった。
日程面では、国内では2023年12月の全国消費者物価指数が公表される予定。23年11月の第3次産業活動指数も発表されるほか、3カ月物の国庫短期証券の入札が実施される。東京製鐵<5423>や光世証券<8617>などが決算を開示する。海外では昨年12月の米中古住宅販売件数、ミシガン大学の1月消費者態度指数などの公表を控えている。
出所:MINKABU PRESS
最終更新日:2024年01月19日 08時00分