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1905 テノックス

東証S
1,100円
前日比
+10
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PTS
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業績
単位
100株
PER PBR 利回り 信用倍率
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時価総額 80.8億円
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テノックス Research Memo(9):3つの基本戦略の進行により、様々な成果を創出


■テノックス<1905>の中期経営計画の進捗状況

3. 現中期経営計画の成果
以下、現中期経営計画において実行してきた3つの基本戦略の主な成果である。ただし、各戦略は、開発戦略、営業・施工戦略、ESG戦略の要素を併せ持っていることから、複数の基本戦略にまたがって展開しているものも多い。

開発戦略では、業界で初めての小型杭打機電動化の実現に向けた開発に着手したほか、コンクリートパイルの高支持力杭工法の開発やテノキューブ工法の公的認証の取得に向けた取り組みを進めている。既存杭引抜き地盤への施工技術の検討、水処理施設建設需要への設計提案の強化など、都市再生や国土強靭化政策に適した技術の開発も進んだ。営業・施工戦略では、北海道新幹線延伸事業など鉄道整備プロジェクトや、大阪湾岸道路西伸部・新名神高速、大阪モノレール延伸、2025大阪万博アクセス関連といった関西のインフラ強靭化プロジェクトが進展した。また、テノキューブ工法による浅層改良工法への展開、日本ヒュームとの連携によるコンクリートパイル事業の拡大、既存杭の引抜き事業の検討など営業領域の拡大、日系以外のクライアントが発注した中低層構造物大型案件を受注するなどベトナムでの事業の拡大も進んだ。ESG戦略では、小型杭打機の電動化の開発や杭打機に使用するGTL燃料※など軽油代替燃料の研究によるCO2排出量の低減、杭引抜き後の地盤復旧に産業副産物の再利用など、環境配慮型社会の形成に貢献したほか、激甚災害への備えとして国土のリダンダンシー整備に貢献した。また、「健康経営優良法人2023」の取得や「産後パパ育休制度」の導入、女性取締役の登用や外国籍社員の採用などダイバーシティの推進などを図ったほか、リスク管理委員会の設立やBCPマニュアルの策定などリスクマネジメント体制も整備した。

※GTL(Gas to Liquid)燃料:天然ガス由来の製品で、環境負荷の少ないクリーンな軽油代替燃料。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)

《SO》

 提供:フィスコ

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