Jトラスト---Group Lease PCL(GL)への対応に進展
Jトラスト<8508>は12日、Group Lease PCL(GL)への対応に進展があったことを発表。
同社の子会社のJTRUST ASIA PTE.(Jトラストアジア)は、GLが発行した転換社債(総額2.10億米ドル)の引き受け等により生じた損害の賠償を求めてGL及びその関係先等に対する訴訟を提起してきた。
シンガポールでは、2020年10月に得た判決に基づく請求権0.70億米ドル強の全額並びに経過利息の回収を完了しているが、同判決言渡しの時点で償還期限が未到達であった1.30億米ドルの損害賠償請求が認められていなかった。Jトラストアジアは、転換社債の償還期限経過後にGLの子会社であるGroup Lease Holdings Pte.(GLH)、此下益司氏ほか4者(被告ら)に対して再度訴訟を提起した。2023年4月10日に、シンガポール高等法院は、被告らに対し1.24億米ドル及び利息の支払い等を命じる判決を言い渡した。
GLH及び此下益司氏は、最終審となる控訴裁判所に対して上訴の許可を求める申し立てを行っていたが、控訴裁判所が1月11日付で、被告らの申し立てを棄却したことにより、第一審判決は確定している。
同社は引き続き、同社およびステークホルダーの利益の最大化に向け、回収に最大限努めていく。
《SO》
提供:フィスコ