新興市場銘柄ダイジェスト:WACULは大幅に反落、さくらさくがストップ高
<4173> WACUL 540 -50
大幅に反落。24年2月期第3四半期累計(23年3-11月)の営業利益を前年同期比10.9%増の1.22億円と発表している。継続的に発生するリカーリング売上高が過去最高を達成した。ただ、人材事業の成長を受けてデータベースの開発を前倒ししたため、四半期別の営業利益は第3四半期が0.26億円と第1四半期(0.69億円)、第2四半期(0.27億円)から減少した。通期予想は前期比3.9%増の1.91億円で据え置いた
<7049> 識学 495 +17
大幅に反発。1月のプラットフォームサービスの売上高(速報)を前年同月比21%増の1.60億円と発表している。前月(13%増)から伸び率が加速した。プラットフォームサービスの契約社数を見ると、識学基本サービスが700社(前年同月は561社)、識学基本サービスライトが305社(同235社)、識学クラウドが79社(同97社)となっている。23年3月-24年1月の累計売上高は前年同期比6%増の15.81億円。
<9204> スカイマーク 1023 +13
大幅に続伸。138万株(約13.94億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は2.29%。10日朝方の立会外取引(ToSTNeT-3)で買い付けを委託する。買い付け価格は9日終値の1010円。従業員向けに譲渡制限付株式報酬として交付する株式に充当する。なお、インテグラル<5842>がスカイマーク株138万株を譲渡する方針を明らかにしている。
<7097> さくらさく 897 +150
ストップ高。25万株(2.00億円)を上限として自社株買いを実施すると発表している。発行済株式総数(自社株を除く)に対する割合は5.5%。取得期間は10日から4月30日まで。株主還元の充実や資本効率の向上とともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を可能とすることが目的。さくらさくプラス株は12月26日に直近安値(711円)を付けた後は堅調に推移しており、先高期待も買いを後押ししているようだ。
<3979> うるる 1653 +31
大幅に3日ぶり反発。子会社のOurPhoto(東京都中央区)がブリジアン(同)が運営する産後ケアホテル「MammaLevataママレヴァータ」と提携すると発表している。産後ケアをホテルで受けながら新生児期の姿を撮影できるサービス「お部屋でニューボーンフォト」の提供を開始する。看護師や助産師・保育士が常駐する産後ケアホテルで、母子ともにサポートを受けながら同じ空間で新生児を撮影できるとしている。
<3566> ユニネク 534 +26
大幅に続伸。23年12月の売上高が前年同月比14.4%増の5.82億円だったと発表している。前月(17.1%増)に比べて伸び率は鈍化したものの、2桁の伸び率を維持した。全国的に気温が高く推移したことから、防寒服など冬物商品の売れ行きが伸び悩む一方、秋冬物の作業服やスタッフブルゾン類の販売が好調に推移した。飲食店向けのシャツ、医療スクラブなどが伸びたことも売上拡大に寄与した。
《ST》
提供:フィスコ