三菱紙が5連騰、超低PBR見直しの動きと株式売却益計上が株価刺激材料に
三菱製紙<3864>が5連騰と気を吐いている。印刷用紙や情報用紙を主力に手掛ける製紙会社で王子ホールディングス<3861>が筆頭株主となっている。有配企業ながらPBRが0.3倍台と超割安圏に放置されており水準訂正余地が意識されている。そうしたなか、9日取引終了後、24年3月期第3四半期(23年10~12月)に投資有価証券売却益6億8900万円を特別利益に計上することを発表、これが株価を刺激する格好となった。コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株の見直しによるもので、具体的な銘柄は明らかにしていないが、同社が保有する上場株式9銘柄を売却した。今期業績に与える影響については精査中としているが、最終利益の押し上げ要因となる。
出所:MINKABU PRESS
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