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今日の為替市場ポイント:リスク回避的なドル売り拡大の可能性低い


5日のドル・円は、東京市場では144円56銭から145円37銭まで上昇。欧米市場では145円97銭まで買われた後、一時143円81銭まで反落したが、144円67銭で取引終了。本日8日のドル・円は主に144円台で推移か。米国の早期利下げ観測は後退しており、リスク回避的なドル売りがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

米政策金利はピークに達しており、年内に複数回の利下げが実施される見通し。ただ、先週発表された12月雇用統計は予想を上回る内容だったことから、政策金利はしばらくの間、据え置きとなる可能性は残されている。為替については、中東情勢の悪化が警戒されているものの、リスク回避的なドル売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。なお、市場参加者の間では、今週発表される12月消費者物価指数指数(CPI)と12月生産者物価指数(PPI)に対する関心が高いようだ。これらのインフレ関連指標が市場予想を上回った場合、米長期金利高・ドル高の要因になりやすい。

《MK》

 提供:フィスコ

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