【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、円安進行で輸出関連が買われる (1月5日)
日経平均株価
始値 33397.52
高値 33568.04(12:38)
安値 33257.43(09:06)
大引け 33377.42(前日比 +89.13 、 +0.27% )
売買高 16億3981万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9358億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は89円高と4日ぶり反発、一時3万3500円台に上昇
2.前日のNYダウは堅調なADP雇用統計など好感し10ドル高
3.為替は1ドル=144円後半に円安が進み輸出関連株などが堅調
4.トヨタやホンダ、スズキといった自動車関連株に買いが入る
5.三菱UFJや三井住友FG、野村、大和など金融株が底堅く推移
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比10ドル高と反発した。予想を上回った雇用関連指標を好感も米長期金利が上昇で上げ幅を縮めた。
東京市場では、日経平均株価は4日ぶりに反発。為替相場で円安が進行したことが好感され、輸出関連株などに買いが流入した。
前日の米株式市場では、NYダウが反発。米ADP雇用統計などが堅調だったことを好感する買いが流入した。米長期金利も上昇するなか、為替相場は1ドル=144円台後半へ円安が進行した。こうしたなか、日経平均は上昇してスタート。朝方に一時マイナス圏に転じる場面もあったが、売り一巡後は切り返した。先物を中心に買いが入り、後場には一時200円を超す上昇となり3万3500円台まで値を上げる場面もあった。ただ、今晩は米12月雇用統計が発表されるほか、東京市場は明日から3連休となることもあり、引けにかけては持ち高調整の売りに押された。自動車株が値を上げたほか、証券・銀行など金融株が堅調に推移した。
個別銘柄では、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、野村マイクロ・サイエンス<6254>が高く、トヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>、スズキ<7269>が値を上げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>が堅調で、野村ホールディングス<8604>や大和証券グループ本社<8601>が昨年来高値を更新した。ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>が高く、JT<2914>や三菱重工業<7011>、武田薬品工業<4502>もしっかり。
半面、レーザーテック<6920>やソシオネクスト<6526>、ディスコ<6146>が安く、信越化学工業<4063>やキーエンス<6861>が値を下げた。ニトリホールディングス<9843>が売られ、SMC<6273>やローム<6963>、ニデック<6594>が軟調で、良品計画<7453>や資生堂<4911>、日本航空<9201>が下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、東エレク <8035>、トヨタ <7203>、コナミG <9766>、KDDI <9433>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約55円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はレーザーテク <6920>、信越化 <4063>、ダイキン <6367>、ファナック <6954>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約54円。
東証33業種のうち上昇は22業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)銀行業、(3)不動産業、(4)鉄鋼、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)繊維製品、(2)精密機器、(3)化学、(4)電気機器、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△大和ハウス <1925> [東証P]
大和ハウスリフォームがナサホームを子会社化へ。
△カルラ <2789> [東証S]
12月既存店14%増収を評価。
△三越伊勢丹 <3099> [東証P]
23年12月月次売上高が好調。
△そーせい <4565> [東証P]
CEOの新年の挨拶を期待材料視。
△楽天銀 <5838> [東証P]
預金残高が10兆円突破。
△ウイルテック <7087> [東証S]
韓国エバー社と「日本国内PoCサイト運営に関する基本合意書」を締結。
△野村 <8604> [東証P]、大和 <8601> [東証P]
新NISA開始の恩恵期待で証券株に資金。
△ウェルライ <9565> [東証G]
「eスポーツ五輪の日本開催打診」報道を引き続き材料視。
△コナミG <9766> [東証P]
PS5公式チャンネルでの24年新タイトル動画公表。
△イノテック <9880> [東証P]
半導体市況改善で見直し買い加速。
▼KeePer <6036> [東証P]
12月既存店の増収基調維持も利益確定売り優勢。
▼ルネサス <6723> [東証P]
モービルアイ<MBLY>の売上見通し下振れで売りが波及。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)あみやき <2753>、(2)安田倉 <9324>、(3)イノテック <9880>、(4)イーレックス <9517>、(5)JIA <7172>、(6)楽天銀 <5838>、(7)北陸電 <9505>、(8)アイザワ証G <8708>、(9)シキボウ <3109>、(10)システムリサ <3771>。
値下がり率上位10傑は(1)ケアネット <2150>、(2)大阪ソーダ <4046>、(3)サンケン <6707>、(4)ギフティ <4449>、(5)ペプドリ <4587>、(6)エアトリ <6191>、(7)Sansan <4443>、(8)ベース <4481>、(9)メック <4971>、(10)シグマクシス <6088>。
【大引け】
日経平均は前日比89.13円(0.27%)高の3万3377.42円。TOPIXは前日比14.75(0.62%)高の2393.54。出来高は概算で16億3981万株。東証プライムの値上がり銘柄数は841、値下がり銘柄数は777となった。東証グロース250指数は694.28ポイント(18.45ポイント安)。
[2024年1月5日]
株探ニュース